こんにちは、エフェクター大好き人間です(笑)。今回は、Jubilee系ペダル大集合!の巻。
近年では、様々なアンプサウンドを再現したエフェクターが数多く発売されています。
プレキシ、ダンブル、ブラックフェイス、等はよく見聞きしますね。
しかし、今回のお題「ジュビリー系」のエフェクターは不思議と少ないのです。
需要がないのでしょうか?いやいや、そんなこと無いだろ!って思ってるのは私だけなのか(笑)。
マーシャル系、JCM800といったネーミングで一括りにされ、サウンドが内包されている可能性もあるかも知れませんね。
それでも「Jubilee」の名を冠した貴重なエフェクターがあるのもまた事実。
ジュビリーサウンドに果敢に挑戦し、生み出された数少ない作品に敬意を表しつつ、いざご紹介!
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Contents
Marshall Silver Jubilee 2555
■Jubilee 2555 & 2555Xのデモ動画
1987年に記念モデルとして限定発売されたアンプです。
ジュビリー使用者としてよく名前が挙がるギタリストは、Guns N’ Rosesのスラッシュや、Red Hot Chili Peppersのジョン・フルシアンテ。
現在ではリイシューモデル”2555X”や、ミニジュビリー”2525″とバリエーションも増え、多くのギタリストを魅了したそのサウンドは、しっかり受け継がれています。
とはいえ、こうやって比較動画で聴いてみると、随分違うことが分かります。オリジナルいいっすねぇ。まぁアンプ自体の年齢や、真空管の状態なども違いますから、あくまでも参考程度に。
ペダルサイズでこのサウンドにどこまで迫れるのか、興味深いところです。
Jubileeの名を持つペダル
Pharaoh Jubilee Silver Overdrive
Pharaoh Amplifiersの歪みペダル。JUBILEEの文字がセンターに刻まれております!
既に生産終了、というかブランド自体が消滅しているものと思われますので、入手は困難。中古で見つけ、タイミングが良ければゲット出来るかも知れません。
ただ、設計も古く、内部構造もシンプルなようなので、無理に狙う必要も無いかと。理由は他にもあります(後述)。
コントロールは、3バンドEQ、Drive、Levelとオーソドックスな操作系統。面白いのはセンドリターン端子が付いていること。プリアンプ的な歪みペダルという印象ですね。
動画、音源等は見つける事が出来ませんでしたm(__)m
Alexander Jubilee Silver Overdrive
Alexander Pedalsのジュビリーペダル。お気づきかと思いますが、Pharaohのものと全く同じ名前。
「Alexander Pedals」の製品設計者、Matthew Farrow。彼が立ち上げた最初のブランドが「Pharaoh Amplifiers」です。つまりは、Jubilee Silver Overdriveはファラオもアレクサンダーも同一設計者の手による作品。
ということでファラオのペダルを無理に入手する必要はないですね。コチラの方が後発ですから。
ただし、現在国内にて正式に流通はしていないんです。コイツだけ無いんです!ちょっと意味が分からない(笑)。入手方法は並行輸入品しかありません。サウンドハウスに要望すれば入荷してくれるかも?
■参考動画
いっつも、Thank You,Brett!!
話は脱線しますが、序盤にブレットが演奏しているオジーの「No More Tears」ええなぁ~(笑)。ギターはザック・ワイルドでしたね。この動画見るとこのペダル欲しくなっちゃいます。
▼Alexander Pedals HP
⇒ https://www.alexanderpedals.com
LovePedal Jubilee
コアなファンも多くいるLovePedalのペダル。名前も直球「JUBILEE」。
これは私持っていました。似てる似てない以前に、1ペダルとしてあまり魅力を感じなかったのが正直なところ。スウィートスポットが非常に限られていたと記憶してます。
プレイするジャンルに依りますが、ゲインマックスが一番持ち味を発揮するペダルだと思います。それでも歪み量はもの足りない感じ。ローゲイン設定では、RiotやOCDに分があると思いました。
よって現在既に手元にありません。環境や求めるものが違えば、評価が変わるのが当たり前ですので、興味がある方は音を聴くだけでなく、実際弾いてみて下さいね。
数少ないジュビリーペダルで、価格、流通量を鑑みても、一番入手し易いペダルなのは間違いありませんので。
■Alexander、LovePedal比較動画
この動画の面白い所は、最後のサスティーン比較。Alexanderの伸びが半端ないです(笑)。
▼LovePedal HP
⇒ http://www.lovepedal.com
※公式にはJUBILEEの情報はありません。廃番かな?
VeroCity JBL2225
最近注目度が高まりつつある、国内ペダルブランド。
VeroCityの作るペダルは、名機と言われるアンプのプリアンプ部を詳細にエミュレートしたもの。コントロール系統も各モデル毎に特徴があり、まさにアンプの様。現在では数多くのモデルが発売されています。
これが出た時には、「欲しい!」と思って購入するつもりだったのですが、生産数も取り扱い店舗も極小。パイの取り合いに勝てず入手できませんでした。
VeroCityのペダルの価格帯は5万円クラスと高額。中々タイミングが合わず結局手にすることなく、現在に至ります。
レビュー動画等も無く、音を確認できるのは公式の動画のみ。正直この公式動画見る気がしない。アタック音(生音)が目立ちすぎて、弦の「デロデロ~ン」が非常に耳障り。ペダル自体はイイ感じなんですがね(-_-;)
ということで、動画はYouTubeで検索して下さい(笑)。
▼VeroCity Effects Pedal HP
⇒ http://verocityeffects.web.fc2.com
Flying Teapot Jubilee PreAmp
VeroCityと縁がなく、私のJubilee熱も冷めきっていた所で、突如現れたまさしく「本命!」。
「59Preamp」でその存在を確固たるものとしたFlying Teapotが次に着手したペダルプリアンプがコチラ。2018年1月30日頃に初回生産分が各店舗にて並び始めました。現状最新のJubilee系ペダル。
3バンドEQはもちろん、Presenceも有り。電源は常時オンでCrunchとLeadの2チャンネルをフットスイッチで切り替える形。Crunch MasterとLead Masterでそれぞれ音量をコントロール可能。Clipスイッチも有りますね。
エフェクトループは有りませんが、見た目も素敵なプリアンプです。
プリアンプ的なコントロールを備えた「歪みペダル」でしょうか。常時オンが使い難いと思われる方もいるかも知れませんが、個人的には他の歪みペダルとの相性が良ければ、非常に面白い使い方が出来そうに思えます。
ちなみに初回生産分は「CRUNCH」が「CRUHCH」とミスプリントされているらしく、ある意味レアもの?
▼Flying Teapot HP
⇒ https://www.flyingteapot.jp
One Control Jubilee Red AIAB
One Control / Jubilee Red AIAB
低価格で良質なペダルを量産し続けるOne ControlのAmp In A Boxシリーズ。公式では“ジュビリーからエクスタシー、ブラウンアイまで”サウンド変化が可能との事。
サウンドを聴く限り絶妙な古臭さがたまんない(笑)。ジュワっとした濃厚な歪み感が良いですね。このペダルのみならず今後も期待させてくれるワンコントロールさん、流石ッス。
▼One Control
⇒ https://www.onecontrol.jp
終わりに
○○系と言われるエフェクターに過度の期待は禁物ですが、そういったニュアンスを含むサウンドを、手軽に切り替えられるのはやはりペダルの魅力ですね。
特にJubilee系のものは数も少なく、自然と興味が沸いてしまいます。
Jubilee系ペダル以外でも思うのですが、日本のエフェクタービルダーの方達はホント素晴らしいですわ。痒い所に手が届く製品を高レベルで発表してくれています。感謝。
VeroCity、Flying Teapot、Vemuram、320design、などなど。
これら国産ブランドの今後の動向には目が離せません。
Flying Teapot「Jubilee Preamp」が到着しないイライラを、オリンピックでも見ながら緩和したいと思います(笑)。
※追記
その後、Jubilee Preamp遅ればせながら到着。高出力ピックアップだと完全クリーンは無理(ギター側のボリューム絞ればOK)ですが、前段に歪み系をかませてもしっかりJubilee Preampのカラーは出てくれます。