Synergy導入以降、ブースト目的でしかエフェクターを使う事がなくなり不要ペダルを一掃した私ですが、久しぶりに欲しいと思ったペダルが出てきました。
Source Audioの新しいブースターZIOです。
今回はZIOの“下調べ”の回となります。どんな製品なのかチェックし「買うか買わないか決めようではないか」といういつもの超個人的記事ですゴメンナサイ(笑)。
でも、気になってる方は是非供に参りましょうゾ。
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Source Audio
ブランドの特徴
2005年に設立された割と新しいエフェクターブランド。昔の製品は中身だけでなく外観も奇抜で正直クソダサかった記憶があります(笑)。
SA170 Programmable EQで注目度が上がった印象です。デジタル技術が売りでNemesis Delayなんかはかなり注目を浴びました。
最近の製品は良い意味で見た目も普通になりましたが、他社とは一線を画すオリジナリティ溢れる面白さは健在。個人的にも今後要注目ブランドに認定です。
ZIO Analog front end+Boost
- 最大20dBのブースト
- 4種類のプリアンプ回路
- 3wayトーン切替えスイッチ
- チューナー/ラインアウト装備
このZIO、実はSource Audio初のフルアナログペダルらしいです。それを知った時凄く意外に感じたのですが、デジタル技術集団という触れ込みは伊達ではないという事ですね。
ペダルの名前「ZIO」には意味があり、「Z」はインピーダンスの電気信号で、「I」はInput、「O」はOutputの頭文字です。インピーダンスのミスマッチやバッファの音質、ケーブル長の影響など、入出力部に着目し制作されています。
CURCUIT/プリアンプ回路
4種類のプリアンプモデルを搭載。ここでサウンドキャラクターを選択できます。それぞれの特徴を以下に簡単にまとめます。
JFET
Burr Brown OP アンプを採用し歪みがない非常にクリーンなモード。所謂トランスペアレントなサウンドが特徴。原音そのままナチュラルな増幅が可能。
LOW-CUT
中低域や他の帯域に影響を与えずボトムエンドのみを的確にカットしてくれるモード。真空管アンプのハイゲインサウンド時に活躍してくれそう。
STUDIO
「PULTEC EQ TRICK」をベースにしているモード。ローミッドをカットしハイミッドをブーストする事で明瞭で洗練されたサウンドを出力可能。…なんか分かんないけど凄そう(笑)。
E-PLEX
みんな大好きエコープレックス再現モード。暖かみがありビンテージライクな歪み感をチョイプラス。高域が削られミッドにフォーカスしたあの太いサウンドが期待できます。
TONE/ケーブルキャパシタンス
TONEはトグルスイッチで選択する形で、BRIGHT/MED/DARKの3種類。ケーブル長をシミュレートしているみたいですが、素直にトーンカラーという理解でいいのかも。
BRIGHTは短いケーブル長を再現し最も高音域を維持します。MEDは15フィート(約4.5メートル)のケーブル長、DARKはハイ落ちする程の長いケーブル配線時のサウンドをシミュレートしています。
普通のトーンコントロールと同じように、プレイ場面に応じてバランスが良くなるように設定する感じで良さそう。
参考動画
最後に短い参考動画を。こちらはクリーンをベースに各モードを弾いてくれています。全体を通してナチュラルなサウンドだというのが伝わりますね。
▼Source Audio
https://www.sourceaudio.net/zio-analog-front-end-boost.html
▼Okada International
https://www.okada-web.com/source-audio/zio
買うのか?
買うでしょ!(笑)。欲しくなったら買っちゃうんだから僕は。
色々調べてみて今持ってる印象ですが、ZIOは汎用性が非常に高そうなクリーンブースターだと思ってます。特に4つのプリアンプモデルがどれも良さそう。
結構様々なブースター使ってきましたし今も持ってますが、基本的にフルレンジブーストが多く、どれも低域が膨張し過ぎるきらいがあるんですよ。良い味を持ちながら使用アンプとの相性問題で使いにくいペダルはよくありそれが普通です。
アンプを主役にしてくれる、真にトランスペアレントなブースターなのではないか、とメチャクチャ期待が膨らんでおりますので、…多分買っちゃう。
予想通り円安爆進中なので色んな製品買い控えておりますが、ZIOはまぁ価格的にまだ納得感はあるので、今入手しといても損はない気はしています。
おそらくまだ円安続くんじゃないかな。貧乏人にはキツイでござる。