BearFoot FX 特集 ~至高の歪み~

人気ギターエフェクターブランド特集第一弾!

今回は「BearFoot」。業界で引く手あまたのBjorn Juhls(ビヨン・ユール)氏によりデザインされています。彼自身のブランドBJF Electronicsの姉妹ブランドのようなイメージですね。

BJFEのペダルはビヨン氏による完全手作業で制作されており希少で価格も半端ない。BearFootにはBJFEと同名同形のペダルが存在しますが、生産性を上げコストダウンが図られているので入手し易くなっています。

本家を試したことが無いので音の差は不明ですが、庶民には大変有難い(笑)。ビヨン・ユール氏が生み出す音の質感が好きな私の様な方には試して頂きたいブランドです。

今回は歪み系に絞ってご紹介していきます!

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BearFoot (BJF Design)

Honey Bee OD

 BearFoot Guitar Effects / HONEY BEE OD
BearFoot Guitar Effects / HONEY BEE OD

Fender TweedSupro系AIAB。

もはや何も説明が必要ないローゲインオーバードライブの名機。タッチレスポンスに優れ非常にセンシティブな表現も可能にしてくれます。

BearFootからは直系のカスタムモデルHoney Beest、Mad ProfessorのSweet Honey OD、最近ではOneControlから同名のHoney Bee ODが発売され、コレを基にしたものや派生モデルが数多く存在。

次の2機種もHoney Beeの発展モデルです。

Uber Bee OD

 BearFoot Guitar Effects / Uber Bee OD
BearFoot Guitar Effects / Uber Bee OD

Honey Bee ODの進化版。ゲインを上下に広げ、よりクリーンにダーティに出来ます。基本的な音色はそのままにトレブルコントロールを追加。音作りの幅がかなり広がったペダルです。

実はこれギター始めた頃に持っていたのですが、使いこなせずサクッと手放しました(笑)。音の知識に乏しくあまりにも未熟だったあの頃…、ああ~もったいねぇゾ、俺!

Silver Bee OD

 BearFoot Guitar Effects / Silver Bee Overdrive
BearFoot Guitar Effects / Silver Bee Overdrive

Fender SilverfaceSilvertone系AIAB。

本家のラインナップには無いBearFootオリジナル。シルバーフェイスはともかくシルバートーンは馴染みが無い方が多いかも知れませんね(私も)。

見慣れないノブが二つありますが、Snarlがシルバーフェイスライクな低域調整、Spitが高域調整でシルバートーンの様なロックトーンが得られるとの事。

Honey Beeファミリーでありながら少し異色なペダル。

Sparkling Yellow OD


Sparkling Yellow OD2

Fender Tweed/BlondePlexi系AIAB。

Sparkling Yellow OD(SYOD)は3モデルあります。SYOD1はブライトでブリティッシュ系アンプに、SYOD2は1に比べコンプ感を増しダークでアメリカンアンプに最適なボイシングとの事。
SYOD3はボイス切り替えが可能で、1と2どちらの音色も出せる仕様になっています。

コントロール部は共通で、Mはローミッド調整、Tが高域調整となります。実はSYOD1を所有しており、アンプをゲインブーストすると最高(笑)。使用アンプはブリティッシュ系なので公式通り相性グッド。突き抜ける高域をプラスしてくれますしローミッド調整も秀逸!

完成版の3が出た事により、1と2は淘汰されるかも。気になる方はお早めにお試しあれ。現在サウンドハウスで取り扱いが無いのが残念ですね~。

Model G

 BearFoot Guitar Effects / Model G
BearFoot Guitar Effects / Model G

50~60s Gibson Amp系AIAB。

旧モデルはグリーンカラーで現在はチョコレートっぽいカラーリング(笑)。右下のノブも”C”から”Comp”と表記に変更が見られますが、中身は同じだと思います。

ギブソンのアンプってちょっと想像が付かないんですが、中々マニアックなところをついてきますね。こちらもHoney Beeを発展させたモデルのようです。

参考動画①

●Low – Medium Gain Shootout

今回の参考動画は全てMike Hermansさんから拝借させて頂いとります。Silver Beeだけありませんが大変有難い比較動画です。4:40辺りから並べて弾き比べてくれます。

ビヨン・ユール氏の個性がありありと出ています。

Model H

 BearFoot Guitar Effects / Model H
BearFoot Guitar Effects / Model H

Hiwatt系AIAB。

BearFootのペダルの中でも図太いサウンドを有するModel H。基になったオリジナルHiwattアンプ以上のゲインを持っている様でかなり歪ませる事が可能なディストーション。

トーンコントロールが特徴的な様でヘッドルームや反響感を調整可能との事。文章だけだと正直よく分からん(笑)。動画を見た印象ですが、どちらに振り切っても使えるチューニングが施されている優秀なトーンコントロールですね。

派生モデルとしてTrebleが追加された4ノブバージョンもあります。BearFootにはよくあるバリエーション。

Model Hs

 BearFoot Guitar Effects / Model Hs
BearFoot Guitar Effects / Model Hs

色々なノブが追加されパワーアップしたModel Hs。基本的な音色はそのままでしょうが、これはもう別のペダルと言っても過言ではありませんね。

こちらも表記が微妙に異なる旧モデルが存在していますが中身は同じでしょう。Bodyが通常のトーンコントロールに当たり、Trebleは高域調整ノブですね。Mode変更によりハイゲイン化が可能。

3ノブバージョンより値は張りますが、コチラの方が幅広く使えるのは間違いないですね。

Dyna Red Distortion

 BearFoot Guitar Effects / Dyna Red Dist
BearFoot Guitar Effects / Dyna Red Dist

Marshall系AIAB。

本家BJFEの中でも極上の歪みと評されるDyna Red Distortion(DRD)のBearFoot版。本家からも進化版がいくつか出されていますが、BearFootにも4ノブやHotモデルがあり乱立状態(笑)。名機たる証であるとも言えますが。

クローンペダルの感想で恐縮ですが、音色は濃厚なソース味。ゲインを上げ過ぎないオーバードライブサウンドが最高です。音の分離感が気持ち良くピッキングの強弱により歪み加減をコントロール出来ます。

ただやはりクラシックトーンではあるので、モデファイされた進化版を狙ってます。

Emerald Green Distortion Machine

 BearFoot Guitar Effects / Emerald Green Distortion Machine
BearFoot Guitar Effects / Emerald Green Distortion Machine

Vox AC15/AC30系AIAB。

動画で確認した限りですが、コチラも聞き慣れたド安定のサウンド。芯があり太い出音だと感じます。ピッキングに対するレスポンスも上々ですね。

面白いと思ったのがVoiceノブの効きで、Trebleと対になる低域調整という単純なものでは無さそう。歪みの質感にかなりの影響を及ぼす様に思えます。

シリコン、ゲルマニウムと内部パーツの違うバージョンがある模様。

Emerald Green Overdrive

 BearFoot Guitar Effects / Emerald Green Overdrive
BearFoot Guitar Effects / Emerald Green Overdrive

Emerald Green Distortion Machineのローゲイン版。ただゲインを下げただけではなく、サチュレーションやコンプレッションが掛かるポイント、EQ部も調整され完成したオーバードライブ。

EGDMに比べてスッキリした出音で、扱いやすそうなペダルですね。

参考動画②

●Medium To High Gain Shootout

BearFootの中でもよく歪むペダルの弾き比べ動画です。使用ギターがテレキャスターなのでそこは頭に入れて聴く必要がありますが、コチラもナイスムービーです。3:03辺りから並べて比較。

Fuzz

ファズと言えばジミヘン?というイメージしかない私。一度も試した事が無く知識もありまへん。大した事も言えませんがご紹介させて頂きます。私自身感化されやすいので興味が沸くかも?

Candiru Fuzz

 BearFoot Guitar Effects / Candiru Fuzz
BearFoot Guitar Effects / Candiru Fuzz

BJFEのCandy Apple FuzzのBearFoot版。Gateコントロールが追加されており、音作りの幅が広がっております。このペダルも似たようなモデルが複数存在。Candy AppleだったりCandiru Appleだったり終いにはApple無いし(笑)。

バリバリ潰れるサウンド、という悲しい感想しか出ない私m(__)m

Arctic White Fuzz

 BearFoot Guitar Effects / Arctic White Fuzz
BearFoot Guitar Effects / Arctic White Fuzz

ファズに触れたことが無い私ですが、コレは良いですね。ジャリっとした独特の潰れたサウンドの中にも滑らかさを感じます。耳触りが非常にイイ!

歪みのバリエーションとしてファズを選択するならコレだな、ってかもう欲しいんですけど(笑)。

Pink Purple Fuzz

 BearFoot Guitar Effects / Pink Purple Fuzz
BearFoot Guitar Effects / Pink Purple Fuzz

これも非常にナチュラルな出音ですね。普通にオーバードライブ的に使えそうなくらい自然な歪みに聞こえます。中央のコントロールノブが秀逸で、これにより過激なサウンドにする事も可能です。

クリーンなサウンドから暴れるサウンドまでクリエイトできる面白いペダルですね。因みに2バンドEQを備えた4ノブバージョンも例によって存在します。

参考動画③

●Fuzz Shootout

最後の動画はファズ比較。3:22辺りから並べて比較してくれます。予想通り、記事を書くことにより個人的にもファズというものに興味が沸くという結果になりました。

これぞビヨン・ユールマジックなのでしょう!(笑)。

▼BearFoot FX
https://www.bearfootfx.com

まとめ

ブランド名は違えど、Bjorn Juhlsが生み出すペダルには彼の個性が滲み出ていると思います。試したペダル全てがお気に入りという訳ではありませんでしたが、質感は滅茶苦茶好みです。

今回ご紹介したBearFootのペダルは大好きですが、当然のことながら本家のペダルも欲しい。ただ価格バランスを考えると正直高いというのが本音。

BJFEで生み出される新しいペダルを、是非ともBearFootでも早期に出して頂きたいと願うことしか出来ませんな(笑)。Dyna Redの進化版、Tiger5kやPoppy Red、即買いまっせほんまに。

欲望が丸出しになったところで、今回はお開きとさせて頂きます。好きなエフェクターブランド特集はまた行いたいと思っていますのでヨロシクです。