スピーカー交換で変わるのは音だけじゃない!

先日、ず~っと欲しかったスピーカー「Celestion Cream」を遂にゲット!部屋が狭く置き場所が無いので厳選した1発をこの度購入。自宅用1発キャビに搭載しちゃうには勿体ないくらい贅沢な一品。
だが、やる!(笑)

Vintage30でずっと音を出していて正直な~んも不満は無かったんですが、色々試してみたいという願望には逆らえない人間なんですワタシ。

「音が抜けてきたな」という印象が持てる程度に弾き込んだ後、冷静に変化を考察。出音が変わるのは当然のことながら意外な部分に影響を及ぼす事が分かりました。

家弾き程度の音量では語れない部分も多いにあるのは重々承知の上、両スピーカーの簡単な印象と交換における変化について記録しておきたいと思います。

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使用スピーカーの印象

Vintage 30


セレッションにおけるモダンスピーカーの代名詞的存在。様々なキャビネットに標準搭載されることも多く、ギタリストからの支持も絶大な”定番スピーカー”です。

使用感

ずっと愛用してきたスピーカー。これまで比較対象が無く「Vintage30の個性を分かっていなかった」という事が今回分かりました(笑)。

スピーカー交換前は硬質な出音中音域にクセがあるみたいな捉え方をしていました。ですが実はまったくの逆で非常にナチュラルなスピーカーだと今は感じています。アンプの真空管、ギターのピックアップといった微細なパーツの変化でさえ確実に音に変換してくれます。

基本明るいサウンドで抜けが良く歪みの再生力にも長けていて、ザ・モダンです(笑)。所有アンプでの感想は、プレキシ系のSheriff22は高域が暴れすぎて✕、Bogner Atmaの歪みとの相性は〇。

Cream


セレッションで現状最も高価なスピーカー。許容入力は90W。どのようなアンプを使用してもヴィンテージトーンを得られるよう設計されているアルニコスピーカー。

使用感

購入前、動画で音確認した時には押し出し感はあるが少し平坦という印象を持ってました。実際使用してみたところ当たらずとも遠からず、でした。もちろん”上品”というのが念頭にありましたよ。

コードを鳴らした時によく分かるのですが1音1音の音像が明確。粒立ちが非常に良くプリっと感が半端ない。ヴィンテージライクなフィルタリングは確かにあるのですが、奥行きを感じられる立体的な出音です。低域はタイトで太いまま引き締まってるといった感じ。

得意分野はクリーン、クランチでまさに極上。逆にハイゲインはダメかな~(-_-;)。所有アンプの感想は言うまでもなく、Sheriff22との相性は抜群で、Atmaはご想像通りいまいち。

スピーカーが影響を及ぼすモノ

間違いなく変わります

基本特性が違うので当然なんですが、ギター関連機材の中で最も音色に影響を及ぼすのはスピーカーだと言っても過言では無いでしょう。簡単に印象を変える事が可能です。

ただアンプとの合わせ技なのが難儀で楽しくて沼ですね(笑)。先に述べた通りアンプとの相性が如実に現れますが、そこにプレイヤー個々人の好みも加わるので正解は自分の中にしかありません。

私も色々書いていて何ですが、音に関する他人の意見は「鵜呑み」にするのではなく「参考」にしておくのが吉。自分にもいつも言い聞かせております。

アンプ

セッティングの見直しが必要。

音作りはいつも自分好みに近づこうとセッティングしているはずですよね。スピーカー交換で出音が変化すると、今まで構築してきたサウンドから大きく乖離してしまう事も十分あり得ます。

各帯域のどこかが不足、或いは過剰に感じる訳です。自分の好み、アンプとスピーカーそれぞれの個性によってはどう頑張っても目指すべき方向に向かない場合もあります。

またEQの設定だけでなく、歪みの質感、感触も変わっちゃいます。

エフェクター

ペダル乗りがある!?

かも知れない、というか今回自身で感じた事です、コレ。特に歪み系エフェクター。私はクランチ設定のアンプをペダルでボリューム、ゲインブーストして使うのが好き。

Vintage30だと各ペダルを踏んだ時にそれぞれの個性がハッキリと出音に現れるのですが、Creamだとそれがあまり感じられない。極端に言うとどれ使っても同じ質感、音。

音量的な事もあるかも知れませんし、まだまだ弾き込む必要があるのかも知れませんが、現状、ペダル乗りという観点からはこのように感じています。

結果・・・

Victory Sheriff22 → Cream。
Bogner Atma → Vintage30。

所有アンプでは個人的好みはこのような結果に。

今は両者とも交互に乗せ換えて色々試行し楽しんでおります。12インチ1発キャビを1台しか持ってませんので、毎回ネジ開けて~、入れ替えて~って結構面倒臭いんですけどね(笑)。

2発キャビとかだと、もしかしたらこの組み合わせ「非常に面白いかも知れない」と思ったりしてます。なので少しかさばるんですがどちらも売らずに取っとく事に決定。

ただ・・・、どんどん増えていく気がして怖い。