Bogner Atma 18 曇りのち晴れ。

Bogner、買っちゃいました(笑)。

自身3台目の小型チューブアンプヘッドにして最も高価なヤツ。中古で入手しましたがそれでもお財布はすっからかん、本年のお買い物は終了確定。

Bognerに対する憧れみたいなものは特に無く、最高の自宅アンプヘッド捜索の過程で見つけたのがAtmaでした。もちろん私の環境において、です。

サイズ、出力、機能、サウンド。全てにおいてマイベスト!‥‥なのかな?

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Bogner Atma 18

  • 出力 : 18W/5W/1W
  • チャンネル : 3ch (Clean/Crunch/Solo)
  • プリ管 : 3 × JJ ECC83
  • パワー管 : JJ EL84 (パワー)、EZ81 (整流管)
  • コントロール : Voice SW (60/70/80)、Tone (Clean)、3bandEQ (Crunch/Solo)
  • サイズ : W32 × H15.9 × D16.5 cm
  • 重量 : 6.4 kg

その他、背面にはエフェクトループ、フットスイッチ、ラインアウトの端子類、サウンド切り替えスイッチ(Vintage/Modern)とゲイン量を調整できる「Cr gain」があります。

▼Musette Japan
http://www.musette-japan.com/bogner_contents/products/amplifiers/atma18.html

Good Point!

  1. 小型、軽量
  2. 多彩なサウンドが出せる
  3. 内蔵アッテネートが優秀

このサイズにこれでもか!と詰め込まれた機能群。クリーン、クランチ、ハイゲイン何でもござれ!これ一台あれば事足りると言えます。唯一足りないものは空間系ですが、FXループがあるのでお気に入りのペダルを使えば無問題。

出力を5W/1Wにアッテネート出来るのですがこれが非常に優秀。音質変化はほぼ無いと感じます。SheriffやPeaveyではひいき目に見てもテンション下がっちゃう程の劣化がありますので(-_-;)

Atmaの特筆点はやはり②の多彩なサウンドを生み出せるところ。その特徴をチョイスしてみます。

3つのチャンネル

Atmaはクリーン、クランチ、ソロの3チャンネル仕様。

クリーンだけが独立している感じで、音色調整は専用のトーンとブライトスイッチで行う形です。3バンドEQや後述するボイススイッチはクランチ、ソロ用のものになります。

クリーンチャンネルはBlackface、Tweedと謳っている辺りフェンダー系クリーンを基にしているようです。歪み担当はクランチ、ソロの両チャンネル。

クランチチャンネルは背面のCr gainでゲイン量を調整でき、Cr gainマックスでソロチャンネルと同じ歪み量になると感じます。クランチとソロは基本同じサウンドだと思いますので、Cr gainは少し下げ目にした方がサウンドバリエーションが増えて楽しめますね。

クランチという名前ですがガッツリ歪みますので「ドライブチャンネル」と言った方がしっくり来ます。次のボイススイッチと組み合わせると実に多彩な音を作り出すことが可能です。

Voice スイッチ

60s/70s/80sと各年代を模したボイシングに切り替える事が可能です。

60sはほとんど歪まない”もう一つのクリーン”と言えるサウンドで、70sはコンプ感の少ないワイドレンジなクランチ~オーバードライブを出力できます。そして80sではこれぞボグナー?という濃厚なドライブサウンドを堪能できます。

スイッチ切り替えの音量差が結構激しく、60sをとすると、70sが、80sが、という感じでバラバラです(笑)。よってライブ等では使いにくいのではないでしょうか。

Vintage/Modern

リア側にあるモード切り替えスイッチ。基本サウンドを変える事が可能。

Vintageモードは中音域に特徴があるファットで個性的なサウンド。ModernモードはVintageモードの特徴を削りフラットにした扱いやすい音という印象です。

個人的にはVintageモードが大好きなんですが、よりヘヴィなサウンドにはModernモードの方が合う気がします。

Bad Point!

  1. ポップノイズ大
  2. ボリューム調整難あり
  3. エフェクターノリ

まず、電源オフ時に盛大なポップノイズがあります。整流管を使用しているアンプでは通常動作らしいですし、販売元に確認したところ仕様だそうです。それでも精神衛生上よろしくありません。
また各種スイッチ切り替え時にも結構な「ボンッ!」というノイズがあり、どうにも気に食わないマイナスポイントです。

次にボリューム問題。ボリュームノブ0~1.5くらいまで音量が”ゼロ”で、以降一気にデカい音が出てきます。自宅に最適な音量(我が環境下)をすっ飛ばしてくれちゃいます。微調整は難しいです。
なんのためのアッテネートか!と思われる方もいるでしょうが、個人的には内蔵アッテネーターは使用したくないんです。アンプちゃんに余計な負荷をかけたくないというのが本音。神経質なんです私(笑)。

しかし、この「ボリューム問題+神経質」というのが幸いしてか、あるアイテムを使う事で上記二つの問題が同時に解決出来ました!
それは「外部アッテネーター」です。つまりは普通のアッテネーター(笑)。アンプとスピーカーの間に繋ぐこの機器がどういう訳かポップノイズを吸収してくれます。微細な音量調整も可能になり万々歳です(*´▽`*)

今使用しているアッテネーターは個人制作されている方のものですが、音質は中々のモンです。

そして最後にAtmaちゃんの弱点は、ペダルとの相性がいまいちなところ。クリーン+歪みペダルの組み合わせは絶望的です(笑)。手持ちのエフェクターはダメでした。
ただ全く使えない訳ではなく、クランチチャンネルをブーストする用途であれば問題ない感じです。エフェクターは不要っちゃあ不要なアンプなんですがね。

サウンドインプレ

ボグナーサウンドって言われてイメージ出来る程詳しくなく、正直よく分からない。Atmaがそういったサウンドを継承しているのかどうかは微妙な気はします。

「小型でバーサタイル」というのが一番の売りだと思いますが、音質的にはかなり好きな部類。上記した通り様々な音を出すことが可能ですが基本ブリティッシュ系サウンド。特に歪みはファットでウォームで濃厚。

歪み感は良い感じですが低音域に独特の癖があり、6弦はかなりボワつきが気になります。後上手く言えませんが出音の質感というかそういうのが微妙に嫌(笑)。これは真空管の特徴なのだろうか。

低音のボワつきとこの微妙に嫌な感触を何とかしたく、真空管交換を試してみる事に。

プリ管交換、その結果

Peavey6505mh、Sheriff22、そしてAtmaとゲットしてきましたが、全てEL84管及びJJ製という(笑)。プリ管は全アンプJJのECC83が搭載されています。

Sheriff22は現状満足。Peavey6505mhは真空管交換を試みたものの良い変化はなく、結局元に戻したという経緯があります。JJの特徴なのか、EL84管の特徴なのか、何となく出音の傾向は分かる!

最初は評判の良いTung-Solの12AX7に全替えするつもりでしたが、まず手持ちのプリ管で試してみる事にしました。持っている真空管はJJの5751が2本、MullardのCV4004、SvetlanaとTADの12AX7。結構ありますな(笑)。

各真空管の特徴は、JJ ECC83と比較して

  • JJ 5751・・・歪み抑え目、コンプ感減少
  • Mullard CV4004・・・音像ハッキリ、前に出る
  • Svetlana・・・似た出音傾向、少し明るい
  • TAD・・・コンプ感増加

という個人的な印象を持っています。

まず考えたのは「低音のボワつきを軽減するにはゲイン控えめの5751が良さげ?」「一番高かったMullardも使ってみよう!」という安易で緩い感じ(笑)。

まずV1だけをMullardに交換してみてチェックしてみると「おおっ!ええかも」ってな具合。良い方向が見えてきたので勢いに乗ってV2&V3を5751へと換装。

すると、どうでしょう~。低音はドッシリしながらボワつきは薄まり、少しモッサリしていた音像がよりクリアになった感じがするではありませんか!(リアルな表現)。

中音域がスッキリしてヴィンテージ感が少し薄まりましたが、逆にTS系ペダルのブーストが気持ちイイことこの上ない。ブーストノリ?が確実に良くなり、各ペダルの個性を加味する楽しさが増えました。

今回のリプレイスは大成功!と相成りました^^v

※追記
その後なんやかんや弄ってる内にMullard管を床に落としてしまいぶっ壊し(笑)。バランスが崩れてしまい、現在はV1をSvetlana管にし残りはJJに戻しました。Mullardもっかい買おうと考えてますが、お高いんですよね~。

終わりに

Bogner Atma 18はブランド的にも価格的にも高級アンプの部類です。新品には中々触手が伸びない。18Wという事で使用用途も限定されそうですが、自宅だと最高の贅沢品。

弾き込むうちに徐々に気になる点がポツポツ出てきたのは事実。これは既に所有していた「Victory Amps Sheriff22」と無意識下で比較していた事も要因の一つであったと思います。
Sheriff22は”The Plexi”というサウンドしか出ませんが意外とペダル乗りも良く非常にローノイズ。EQや音量調整などの操作性も高く「作り」という点では正直Atmaより優れています。

ですが、Atmaのドライブサウンドはやはりピカイチ。アンプの歪みという点ではPeaveyよりもSheriff22よりもどのペダルよりも最高です!真空管交換後は特にそう感じております。

間違いなく自分好み。現状95点!!

まだローのボワつきが僅かにですが気になる部分ですので、パワー管と整流管も試しに交換してみようかと考えております。Atmaはカソードバイアスなのが非常に助かります^^b
それだけでどうこうなるかはやってみなきゃ分からないところですが、弄るの好きなんでやってみちゃいます。全アンプJJのEL84なんで違うものを試したくて仕方ないのじゃ。

最初はどんよりBogner Atma、今ではかなり晴れやかに。