ケーブルで音が変わる。
オーディオ界ではオカルトだの何だの否定的な意見もかなり多く、いまだに何処かしこで論争が繰り広げられています。ただエレキギターという楽器だとその変化は明らか。
個人的にはアンプの電源ケーブルを替えた時に体感することが出来ました。厳密には音が変わるというか聴感上の質感が変わると言った方がしっくりくるかな。
今回はエレキギター奏者にとってのマストアイテム、シールドケーブルを取り上げてみたいと思います。そして私の様なシールド初心者(笑)はやはり“定番”を知るべきでしょうな。
ってことで絶賛お試し中のものから今後ゲットしたいシールドをピックアップ。
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Contents
シールド使用歴
まず私が今まで使用してきたものを一部ご紹介。あまりにも安すぎるものは敬遠しつつ、それでも安さ第一で2000円前後のものをいつも選択してきました。
自作するのが最も安上がりなのは知ってますが、ちょっとメンドいもんで(笑)。
Providence プロヴィデンス
LE501
国産ブランド、プロヴィデンスの低価格ラインのケーブル。非常に柔らかく取り回しに優れています。随分前に使用していたので記憶が薄く申し訳ないのですが、音的不満は特にありませんでした。
個人的環境下での話になりますがプラグ部分の劣化が早かった様に感じます。接触不良→磨く→接触不良、というループの末に使用不可になり、1年で2、3度買い替えたかなぁ。
好きな機材系ブランドではありますので、上位のシールドを試してみたい気持ちはあります。
Live Line ライブライン
LE-Stage Series
こちらもメイド・イン・ジャパン。永久保証を謳っておりますが、コレは対象外(笑)。このケーブルも柔らかく取り回しはし易いです。出音は高域が綺麗に出る印象。
私の環境ではコイツは非常に丈夫で持ちが良い。1年以上使用した現在でも不具合無しな優れた一品。激しいパフォーマンスをする訳では無いので、そういった場合の耐久性は不明です。
ただ少しノイズに弱いかな、というのが正直な感想。
Roland ローランド
RIC-G5A
厳密には楽器ケーブルでギター用という記載はどこにもありません。でも全然使えるから気にしてない(笑)。ペダルからアンプに繋ぐケーブルとして現在も使用中。
公式にて“原音に忠実”とありますがズバリそう感じます。頑丈な質感と作りでお気に入りの一本。Boss名義で同種のものがありますが、そちらは明確にギター/ベース用とあります。
金メッキコネクターっていうのも、何かイイよね♪
定番のギターシールド
定番と言われるシールドケーブルを調べた所、切り売り形式の単体販売が基本の様ですね。Amazonにて出品されているものは個人製作品っぽい印象(結構利用してますが^^)。
自作を考えてない人間なので、今回は完成品をピックアップしております。近々試してみたい“定番品”を選別してみました。
Belden ベルデン
8412
画像はベルデン8412を使用したモントルー製ギターシールド。ギターやってる人なら知ってて当然クラスの超が付くほど有名なケーブル。それを今更ながら知る私(笑)。
別ブランドのものですが最近入手。このケーブルは結構硬めでクセがつきやすいかも知れません。出音傾向は巷で言われている通り重心が低め、一聴して太いという印象を受けました。
何を基準にするかで大きく印象が変わると思いますが、使用機材で使い分けるのもアリですね。私の環境ではノイズも非常に少ないです。
9395
画像は同じくモントルー製。中高域に特徴があり明るく輪郭がハッキリしたサウンド、というベルデン9395。中音域がしっかり出るイメージ。
比較動画だとbenimaruさんの動画が非常に分かり易くオススメ。特にベルデンは重心が上から下に移動していくのがよく分かります。ベルデン3種の中ではこの9395が最もバランスが良さそう。
次に購入するのはコレに決まってます^^ノ
9778
スピード感がありクリアーでノイズレス、という9778。サウンドの印象はまちまちですが、音の立ち上がりが早いというレビューが目立ちます。8412とは対称的なイメージ。
ベルデンのシールドケーブルはそれぞれ特徴が異なり、3種類持っていればどんな現場でも対応出来そうですね。ただそこまで拘ってる人っているのかなぁ?(笑)。
私は家弾きなので、やはりベストな1本を探すという方向性です。
Canare カナレ
GS6
CANARE / LC03 BLACK シールドケーブル 3m
我々日本人が基準にするのがこのケーブル。安くて丈夫でフラットな出音、もうコレ買っとけば間違いないよね♪っていう言い知れぬ安心感があります。
ただ一つ疑問が…。海外の人達は何を基準にし何をフラットと感じるのだろうか。それがベルデンだとすれば私達とは根本的に感じ方が違う気がします。
15年程前に入手したものは流石にダメになっていたので、再度入手し試したいゾ。
Mogami モガミ
2524
画像は国産ブランドHKMのYAMATOというモデル。Mogami 2524にHKMオリジナルプラグを使用し制作されています。プラグ形状が独特でカッコイイですね。
これも別ブランドのものを入手済みで、現在最もお気に入りのシールドケーブル。硬さはベルデン8412より柔らかいですが巻き癖は付きそう。カナレと並びフラットな出音と言われています。
ただまだ比較するものが少なく正直なところは不明(-_-;)。今は質感としての「上品」さと、各帯域の出音バランスの良さから好んで使用しています。
終わりに
私は最近まで「シールドなんて何でも同じ」と思い込み、深入りしないように無意識化でブレーキをかけていました。ハマると馬鹿みたいに散財しちゃうタイプなので(笑)。
豊富な種類があり沼要素がプンプン漂います。今回は取り上げていませんがモンスターケーブルも非常に有名で人気もありますよね。ただ現在の個人的価値観だと「高い」の一言。
取り敢えずベルデンの9395と9778、カナレのシールドを購入予定です。現状モガミの2524で満足出来ているので、それ以上買う事はきっと無いと、…思いたい(笑)。
それでは今回は以上です。ご覧頂き感謝です!