ソリッドステートか真空管か

この問題、今さら感半端ないですけど!

実はBlackstarのAmped 1をゲットしまして、手持ちの真空管アンプと弾き比べして悩んでしまっている状態なんです。

どちらにも一長一短があり、何かを得れば何かを失うというまさにトレードオフの関係。二つとも使えばいいじゃん、と言われればそうなんですが個人的な事情や何やらある訳ですよ。

ソリッドステートと真空管。

両者の違いについては、散々議論しつくされた話題なので私自身も理解していたつもりですが、体感してみるとやはりリアルな気づきが得られますわな。

今回はAmped1の感想やら真空管アンプとの違いやらを団子にして語りまする。

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前置き

開けてビックリ

まず超円安の中、購入に踏み切った私の勇気に花束を(笑)。海外で499ドルなので国内販売価格74,800円は「まぁ少し高いかな?」といったところ。

ただ私的な展望ですが、今後更に価格が上がる可能性があるとみて買いました。安くはならんだろうと。今の世界情勢が即良い方向へ向かうとは到底思えない。

まぁ暗い話はその辺にして、まず商品到着し開封した瞬間に私は驚愕する事に

その理由が~~、コレだ!!

・・・(笑)。

おわかりいただけただろうか…、箱が2つある事に。

所謂誤配送というやつです。私の注文ミスかとすぐ確認しましたが、やはり店側のミスでした。この価格帯の製品だと流石に少しゾワゾワしましたねぇ。

一瞬自分の中の悪魔が「1つ売っちゃえば…」なんて囁いてきましたから(笑)。でもそういう事しても良い事絶対ないんで、購入店にはすぐ連絡、指定日時に配送業者が集荷に来ました。

購入理由

私がAmped1を買った理由は、

  1. 機材を小型化したい
  2. Synergy用パワーアンプとして
  3. 歪みエフェクター断捨離

みたいな感じ。

小型化は間違いなく達成されるし、エフェクターも試せば答えは出るでしょう。Synergyメインなのでもうブースター以外不要なんです。

パワーアンプとしてどうなのか”が私的最重要ポイントだったのですがそれについては後程。Amped1自体の機能が魅力的だったというのは言うまでもなく。

Synergy Preamps

現在の私のメイン機材。

Synergy Ampsのモジュール式プリアンプ。真空管を搭載していて超小型、PCに直接接続しレコーディングする事も可能。アナログ機材大好き人間の私には最高の相棒。

あくまでプリアンプなのでギタースピーカーから音を出すにはパワーアンプが必要。これまではEL84管搭載のSheriff22に寄生(笑)、リターン接続し楽しんでいました。

このSynergyが活きるかどうか、Amped 1に私が求めるのはそれだけ。

比較感想など

Synergyのパワーアンプとして、そして真空管アンプとソリッドステートの違いについて等々、今回気付いた点をつらつら語らせて貰いますですヨロシク。

ちなみにCelestionのVintage30が1発搭載されているキャビから音出しした感想です。

Victory Amps Sheriff 22

今はサウンドハウスさんが販売代理店ですが、私は海外のネットショップから購入。ヒューズの交換や別途電源ケーブルの購入など、試行錯誤し色々勉強にもなりました。

素の音は太っくて音圧があり「ザ・真空管サウンド」という感じ。ただまぁ癖が強い。Amped 1の感触次第では売ってしまおうかと思ってます。

with Synergy

Sheriff22の場合、やはりリターン挿しでの運用がベストです。図太く芳醇なその個性は死なず弾いてて凄く心地が良い。特にクランチサウンドが〇

高域まで奇麗に歪むのでコード一発でニヤニヤできます。歪みのノリが良いのでSynergy側のゲインは抑えめの方が良バランスになります。

ただし各モジュールのレッドチャンネル(ハイゲイン)だと低域過多、というか出音が太くなりすぎてしまう傾向があります。これが個人的には好きくない。

真空管(EL84)の感触

Amped 1と比較して体感ベースで気付かされた点を挙げていきます。

まず、音が生きている。自分の弾いたまんまのレスポンスがギタースピーカーから返ってくる感じ。音の表現力が高いので実力が丸裸になります。

立体感がある!ウン。

周囲のノイズもよく拾うのでミュート技術も問われます。つまり弾くのは難しい。でもだからこそ真空管アンプで練習する意味があるとも言えますね。

良い意味で丸く柔らかい音などと評されますが、少しやぼったいと言えなくもない(笑)。モジュールによってはもっさりし過ぎるきらいがあります。

各帯域の粒立ちが良く、クリーン~クランチまでは上質で満足いくサウンドです。

個人的見解による特徴
  • 立体感があり表現力の高い音
  • 音が太い
  • ノイズを拾いやすい
  • 弾くのが難しい
  • クリーン、クランチが〇

Blackstar Dept.10 Amped 1

今回導入したマックス100Wの出力を誇るペダル型ソリッドステートアンプヘッド。プリ部3種類、パワー部6種類のトーン切り替えが可能。

背面にY字ケーブルにて接続するエフェクトループ、側面にはキャビシミュ出しが出来るバランスアウトを搭載。他にも機能もりもりなのに横幅はわずか20cm。

with Synergy

色んな接続法があるので取り敢えず一通り試してみました。

まずインプット挿し。フラットにするモードがプリ部パワー部それぞれにあるので良い感じになるかと期待したのですが、フィルター掛かったぬっぺりした音になり没。

次にリターン挿し本命。Yケーブルに接続する形ですが問題なく動作します。Synergyの出力端子が複数あり試行錯誤した結果、Main Outから出すのが最良でした。

普通リターン挿しだとプリ部の後段(マスターやリバーブ等のエフェクト)しか利かなくなるのですが、Amped 1の場合はゲインとEQ以外全ての操作が可能。パワー部のレスポンスはもちろんなんとプリ部のボイシングも音にちゃんと反映されます。謎ですが(笑)。

肝心の相性ですが、ハイゲインが滅茶苦茶良い感じ。帯域的な癖もなくナチュラルで扱いやすい出音です。逆にクランチは正直少しペラいですな。

ソリッドステートの感触

音の立体感という面ではやはり真空管アンプに劣り、Amped 1もよく言われる「平面的」な出音の部類には入るでしょう。これはアンプによっても差が出る部分ではあります。

しかしこのAmped 1…

弾きやすい!のだ。

真空管アンプに比べて圧倒的に弾きやすい。なんか上手くなった気になる(笑)。これはソリッドステートだからかAmped 1だからかは不明ですが、とにかく良い感じになる。

ノイズレスでクリアな音色、安定したドライブサウンドは弾いてて楽しいです。逆に繊細なタッチで活きるクリーンやクランチは少し面白みに欠けると言えます。

真空管アンプとは“真逆の個性”を持っているというのが私の素直な感想です。

個人的見解による特徴
  • 平面的な出音傾向
  • 音がクリア
  • ノイズに強い
  • 弾きやすい
  • ハイゲインサウンドが〇

終わりに

Amped 1をSynergyのパワーアンプとして使う、というかなり特殊で勿体ないとも言える運用用途ですが、これは買って良かったと断言できますね。

プリアンプのボイシングが案外邪魔せず馴染むんですよ。レスポンスとの組み合わせによって、実に豊富なサウンドバリエーションが生み出せます。

単純に使える音が増えるので、普段弾きのみならずレコーディングにおいてもメチャ有用。Synergyダイレクト録音も良し、Amped 1を通しても良し、です。

もう少し弾き倒してから、Sheriff22を売るかどうか判断したいと思います。デジマートに掲載されたら、あ、こいつ売ったな?と笑ってやって下さい。

機材のコンパクト化計画、これにて終焉…だといいな。