何となく歌について語りたくなったので勝手にベラベラ話したいと思います。今回のお題はウォーミングアップについて。
若い時って結構テキトーでも簡単にピークに持っていけてたんですが、年をとると同じ様には出来なくなってしまうもんなのです。悲しいけど、それが現実なのね。
最近、それを痛感しておりまして、今色々と声出しについて試行錯誤しているところなのであります。今回は現在進行系でトライしてる事などを個人日記的に記して行きたいと思います。
はじめに

目的
まず最初に「ゴールの設定」をしないとですね。どこに、何のために、喉のピークを持っていくのか。私の場合は完全にスタジオでのレコーディングに照準を合わせてます。そこに向けての声作りです。
レコーディングの際は1.5時間スタジオを利用します。長過ぎると集中力も喉も持ちまへん。そこでも軽くアップはしますが、あまり時間は使いたくない。
なので前日1時間スタジオにて歌い込み、それを翌日の為のウォームアップ、という感じで試しています。実際やってみて感触的には中々良かったのですが、そう理想的にスタジオの予約が取れるって訳でもないんですよねぇ。
喉を作り上げる感覚
大前提、自分の喉の事を完璧に把握しておかないとダメなのです。今こんな感じだとうわずるな、高域で喉が詰まっちゃうな、そろそろ枯れるかも、みたいなね。じゃないとウォームアップも一生終わんない。
ではここからは私の感覚的な話。
まず、何もしてない状態では「喉は閉じてる」という感覚ですが、これは皆同じかと思います。ほっとくと時間と共にゆっくりと閉じていく、そんな感じ。それを「開けていく」作業がウォームアップです。
喉を開く。よく使われるワード。
私の場合、喉の筋肉を上に引っ張り上げていくイメージを持ってます。ストレッチ的な伸ばす感じ。これが結構繊細な作業であると感じており、ちゃんと段階踏まないと上手いこといかないんですよ。
方法
ではどういう方法をとるべきか。
発声練習とはまた別物だと捉えているので、プロのアーティスト様の楽曲を歌い込むのが最良だと考えてます。基本的に好きな曲の方がテンション上がるし楽しいですから。
楽曲のキーも低いものから高いものへ移行していくのが理想でありやっぱ推奨。曲の選定や音域のバランスを今絶賛試行錯誤している段階です。
なるたけ早く前日1時間用のマイウォームアップセレクションを構築したいのですわ。
各音域それぞれのアプローチ

低域
低域作りは一見簡単に思えますが、土台に当たる部分なのでとても重要。このチェストボイスを基本とし様々変化させていく訳ですから当然ですよね。
私の感覚では「どっしり腰の据わった音」にする事を意識して歌います。これが出来てないというのは所謂準備不足の状態になっていて、高域が安定せず裏返ったりしやすくなる。
低域は中高音域にも多大な影響を及ぼす大事な音域。手を抜かず1音1音丁寧に発声するのを心掛けております。
- Soul Of Love acoustic ver. /Paul Rodgers
- Baby Moon /B’z
キーの低い曲は沢山ありますが、ウォームアップになりかつ楽しめるもので、さらに階段的な並べにするのは中々に苦労します。最近のJPopだとローメロディな曲ってないんじゃない?
いやあ、私はやっぱロジャース大先生様ですよ。低音練習になるいい曲、上記以外にも沢山ありますわ。私の低音域の楽曲セレクトはほぼPaul Rodgersで決まり。
フルコーラスしっかり歌うとかは決めておらず、結構気分で次々飛ばしていく感じなのだ。
中域
中域は私的には1番難しい。音域は人それぞれですが、大概の楽曲の中心となる音域はここに当たるハズです。さらに高域へ繋げる為にもここのトレーニングは軽視出来ない。重要な架け橋的な部分。
とは言え私はこの部分、アップの段階では実音でしっかり歌い込むというのはしておりません。経験上喉が仕上がる前に力尽きてしまう可能性が高い(笑)。本意気で出す音域ですからね。
で、この部分をどう上手く調整していけばいいか正直試行錯誤の段階なのですが、1つの方法として「ファルセットコントロール」を頭に置いてトライしてます。裏声がストレッチには凄く良い感じがするのですよ。
それもただの裏声ではなく、実音成分を混ぜたり、その混ぜ具合のバランスを変えてみたりする事で、文字通り筋肉がイイ感じにストレッチされてる感覚があります。ついでに表現力の訓練にもなってるので。
ハーフファルセット、みたいな。
- Snow /B’z
- Aberdine /Richie Kotzen
- A Woman And A Man /Richie Kotzen
- 追憶 /スターダストレビュー
裏声で歌える自身が慣れ親しんだ曲をセレクト。②は何気に実音が高い楽曲なんですが、そこはファルセット気味にソフトに歌唱するとなんか良いフィーリングを得られるんですよ。
特にスターダストレビューの追憶はゆったりとしたバラードで音域的にも全編を通して丁度良いキツさ。力を抜く、ファルセットと実音をコントロールする、という目的をしっかり果たせます。
補足
中音域から高音域に掛かるmid2GとhiAそしてhiB。この辺りの音が男性ボーカルにとって最もコントロールが難しい音なのではないかと思ってます。実際私的にも1番苦手。
良い意味でも悪い意味でも力感出しやすいですし、発声ミスるとすぐ喉がヤラれます。逆にここをスムーズに出せるかどうかが喉の仕上がり具合を確認する1つの目安にはなりますね。
高域
どこからを高域とすべきかも人によりますが、今の私の場合、hiB以上の音域かな。シャウト的に出せる限界はhihiAくらいだと思うのですが、メロディーとしてコントロールするのは至難の技で私には無理。
昔と比べ確実に音域は狭まってます。喉自体筋肉なのでそら衰えますわな。週2程度の歌い込みでは無理ってな話でございます。
ウォームアップの観点からは、この高域の部分は自分の喉がどれくらい仕上がったか確認する為に声出しする感じですね。喉が開いているか、その状態で力まず声を出せているか、音程は取れているか、等を主に意識しています。
- Mother Head’s Family Reunion / Richie Kotzen
- Vow Wow, Loudness, とか
ハイトーンの曲は世に沢山あるので困りません。
Richie Kotzenのキーの高さが今の自分にはぴったりだと感じていて、セレクトした曲はメロディの起伏が少なく、ずっと声帯が上に持ち上げられてる感覚がありストレッチには最高です。キツイけどね(笑)。
後はメタル系。これはチャレンジですね。
最終確認
最後に喉の仕上がり最終確認。筋肉の伸び具合、各帯域の発声の安定度、ビブラートコントロールなどを意識して無理なく歌っています。
- Change / Richie Kotzen
- 傷心 / B’z
ここは自分が気持ちよく歌える楽曲を選ぶのがいいかと思います。得意な音域でいて歌いがいのあるものが最適ですね。私も色々最適な楽曲を物色中なのであります。
楽曲選びについて
日本語の歌ってね、結構難しいんですよ。英語の方が母音で流れるような感じなので声は出しやすい。これは私だけ?なので洋楽からのチョイスが多いです。
またロック畑の人間なのでそういったジャンルから曲を選定してますが、ウォームアップという視点から選ぶとなると何でもOKという訳には行かない。
後キーも大事。自分の好きなアーティストの曲がオススメではありますが、自分のキーとマッチしてるものをチョイスすべきですね。ここで背伸びしても全く意味がない。
ウォームアップには不向き?
私的に試してみてウォームアップという視点で見てダメだったものを挙げておきます。嫌いとかじゃなくて、好きなのにキツすぎるものね。
- Earthshaker …マーシーやべぇ
- B’z …Brotherhood以降
- One Ok Rock …ロック調の曲
楽曲にもよりますが、トータルだとムズかしいアーティストたち。私の苦手な音域でパワフルに歌ってくれちゃってます。好きなの沢山あるけど本意気で歌わないとダメな楽曲だらけ。
なので彼らの曲で好きなものを歌いたい時は、ウォームアップが完了してからトライする、という感じですかね。いや、でもムズいの多いですよ。油断したらすぐ力を入れすぎてしまう。そして枯れる。
今歌いやすいもの

今現在私が歌いやすいもの。
B’zのFriendsⅡは全曲ええ感じ。元々この作品メチャクチャ好きなんでナイスなんです。力まず音をポンポン遠くに投げる感じで歌うのを目標にしてる。力感確認に特に重宝してます。
最近私にとってヌルすぎずちょいキツめの丁度いいのはRichie Kotzen。Something To SayやWhat is…、良い曲もいっぱいあって単純に楽しい。低域から高域まで幅広い音域の練習になります。
後はPaul Rodgersとか初期Whitesnakeとかエアロスミスとか、私のルーツ的なレジェンダリーボーカリスト様の楽曲かな。ブルースロックがなんやかんや好きなんでね。
私はhiA辺りが1番キツイくて、それをぶっ飛ばしたより高い音域のメロディのが歌いやすいと感じることもあります。なんでなんだろうねぇ〜、不思議です。細かく分析すれば分かるんだろうけど、ワシャ〜そんな事はしねぇ(笑)。感覚でいいってなもんよ。
終わりに
今かつてないほどしっかり歌い込んでおります。超近場にスタジオがあるのってマジで最高。徒歩で行けるんで機材運びも全然苦にならないのだ。
年をとるとマジで声出なくなりますからね。ようやっといい感じにはなってきましたが、それでも昔の様にはいきません。
まだまだ試行錯誤中なのでまた何か新しい発見があれば皆様にシェアしたいと思います。音楽について語るのって楽しいですから。
ウォームアップルーティーン、完成させるぜ!

