歌。日々気付くことが多い。だからこうして書き記したくなる。言いたがりの私。自分自身も忘れないように。
今回は歌い方編、ということでボーカリストにとって根本的な部分。ちょっと幅広すぎるかも?
でも歌って面白いよねぇ。そして奥深く難しさも含んでいる。だがどんな障壁も経験と発見により乗り越えることができるハズなのだ。
個人的に今回話す事は、誰かに教えてもらわないと中々気付くことが難しい話ではないかと思う。シンプルにまとめたいけど、長くなったらゴメンね。
今回の内容は私自身の経験から得た私なりの解釈である、という事は最初に述べておきます。
手本とするもの

「あなたは何を手本にして歌っていますか?」
おそらく各々好きな歌い手さんがいて「自分もそうなりたい!」という憧れのもと日々精進してる方がほとんどだと思います。多くの方は心の中に目標、または尊敬する師匠的な存在がいるはずです
そしてその好きなボーカリストをお手本として聴く際、CDやMV、各種音楽サービス等を利用する機会が多いのではないかと思います。好きなアーティストの曲を流しながら一緒に歌うのは楽しいですよね。
スキル◯
ボーカルスキルは真似て盗め。そこからオリジナルへと昇華すれば良い。
真似することが上達への近道というのは間違いなし。シャウトの仕方、ファルセットの出し方、など真似ることで習得へと繋がります。何もない所からオリジナリティを生み出せるのは一部の限られた人のみなんですよ。
そういったスキル的な部分を音源まんまトライするのは私もやりましたし推奨します。
完コピ✕
市販音源の完コピ。
1曲頭から終わりまで音源通りにパーフェクトに歌いたいと思うのは普通のこと。何も悪くなくむしろ向上心に溢れており凄く良い傾向だと言えます。
でも、楽曲全体を通してボーカルの完コピを目指す思考は無くした方が良いです。その理由は次で語ります。
危険な罠

プロの音
私たちが耳にする市場に出た音源、MVとして完成された音源、というのはマスタリングされ整えられたものなのです。楽曲全体は勿論、ボーカル1つとっても綿密にサウンドメイクされています。
で、ボーカルにはどういう処理が施されてるのかと言うと、音量の凸凹がないように均一化されているのです。その方が聞きやすくなるから。小さい音は大きく、大き過ぎる音は頭を叩き、そこから更に全体音量をアップしています。
起こり得る弊害
- 強弱表現が甘くなる
- エネルギーの浪費
- 自分の歌唱を見失う
市販音源をまんま歌おうと頑張れば頑張るほど上記の罠に陥りやすく、気付かない内にそうなってる場合がほとんどです。勿論ナチュラルに回避できる方もいるでしょうが、私は罠3点セットを見事にコンプ。
①強弱
1番声を張るのは大概はサビ部分。プロの方はそのサビ部分の音量感で1曲丸々歌ってるハズがない。楽曲には起承転結メリハリがあり、ささやくように静かに歌唱する部分もあれば、徐々に上げていく、そんな部分もある訳です。
ボーカル的な観点から、プロの音源が絶対的なのだと我々アマチュアシンガーは思っちゃうものなのです。んで、均一化されたものを真似するとどうなるかは想像がつくと思います。
小さな音を大きく歌い、大きな音を小さく歌う。
強弱表現なんてボーカルなら当たり前に理解してるハズのものなんですが、実際思ってる以上に癖付いてしまうんですよ。特にスタジオ練習やレコーディングの際に顕在化しやすいのではないかな。
小さい音
まずは下。声の音量コントロール幅を0〜100という数値に例えて話していきますね。
歌メロ前半、静かな部分で10〜20で歌っているつもりが実際は40くらいで歌っている。これはマジであるある。実は思ってる以上に声量過多になるもんなんです。
イメージ的には普段口ずさんでるくらいの感覚で歌っていい。マイクを通した時、自分の声が聞こえにくいからとオーバーパワーになっちゃあダメです。マイペースで全然OKなの。
マイペースを保つためには、マイク音量のやオケの音量設定をバランス良く整えるのが凄く大事。私は自分の歌唱が崩れない様にオケはかなり小さくしてる。俺様が歌いやすいのが1番だから。
難しいのはバンド演奏の時ですね。バンドメンバーは大概爆音でかき鳴らしたいんじゃないかな笑)。
大きい音
次に上。
サビなどで声を張る部分。ここは過少、過多、どちらにもなりやすい。あるメロディでピーク部分を100に持っていくのが理想だとして、80になってしまったり、逆に120で歌ってしまったり。複合的な要因がからむので正解を1つにするのは難しい。
ただ陥りやすいのはどちらかと言えば抑えて歌う方かな。全力で声出しできる環境にない場合はナチュラルに音量をセーブしてしまうものなので注意が必要。リハスタ行って己を知る、これが1番。自分の100がどれくらいかを把握すべし。
先にも述べたようにバンドの場合は自身でオケの音量調整は出来ないので、どうしてもオーバーパワーになりがち。でもライブバンドのボーカルならば、トレーニング的に考え多少の過多は良しとしてもいいかもしんない。それを自分のものに出来れば良し。でもガナって無理する歌唱は絶対宜しくない。
②エネルギー
静かに0〜30で歌うべき部分で40〜50で歌うのはエネルギー的にも非効率的。喉にもスタミナというものはあるのです。何曲も歌っていくと疲労も蓄積していきます。
1、2曲歌って下り坂、なんてボーカリストはプロアマ関係なく正直言って3流です。自分の状態を把握出来てないって事ですからね。
抑えるべきところを抑えて歌えないのは、そういう弊害もあるってことです。
③迷子
己の歌唱を見失う歌い方迷子。ある日突然「俺って、本当は歌下手なのかも?」みたいになる事はそらあります。人生と同じく、うまく行かない時は負の感情に支配されてしまうものなのですよ人は。
ボーカリストも調子の波はありますが、やはり落ち込んじゃう最大の原因は思った様に表現出来ないというストレスが1番。その時既にボイスコントロールが乱れている可能性は充分ある。
気付かぬ内にいつもの自分の歌唱じゃなくなってるんですよ。アカペラみたく音程とれない、裏声も実音っぽくなる、ビブラートもスムーズに掛けれない、何故何故何故ぇ〜っ!って。
小さい音も大きい音も自分に合った適切な音量で表現するのが理想的で、環境がどう変わろうが我々がやることは同じなんです。それが出来るようになったら、普通に立ち直れますわ。
まとめると
ああ、自己嫌悪。ゴメンねぇ書くの下手くそで。難しくなってしまったかも。最後こそ簡潔に。
プロの音はしっかりミックス、マスタリングされたものなので、そっくりそのまま真似るのは強弱表現が乏しくなりやすく平坦に歌う癖が付きやすい。また喉への負担も増加。気付かぬ内にそうなってる場合がほとんど。
最後にアドバイス

私が思うに、高い音を大きく力強く発声する事は経験値を重ねれば自然に身に付くと思います。歌いこめば自分の100がどれくらいかなんてそう長く掛からず把握出来るのではないかな。
問題は低いメロディラインを情感豊かに表現する際に起こる音量過多な歌唱。ここは本当に気付かない事が多い。分かっていてもやっちゃってる、というのがほとんどなので。
それを解消する為、まずはささやくように歌えるようになりましょう。アカペラで歌う様にマイクでも歌えばいいんです。そしてマイクを使う際、思ってる以上に抑えて歌う様にする。
アカペラで上手く歌えるフワリや裏声、ビブラートをマイクでも同じ表現が出来るように“小さく優しく”。私のように個人勢ならオケは自分の邪魔にならないくらい大胆に調整しちゃいましょう。
では、本日はここまでと致します。どうも有り難うございました。ボーカル系の発信が今後更に増えていくと思いますのでヨロシクね〜。

