BABYMETAL (ベビーメタル) レビュー

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。コロナウイルスが猛威を振るう現在、私の方は仕事面でかなりの影響を受けておりてんやわんやな状況。

この大変な時期に我が心を癒してくれるのは、勇気をくれるのは、やっぱ音楽。そして今滅茶苦茶ハマっているのがBABYMETAL!サウンドはHardHeavy、ルックスはSo Cute

まだしばらく続くであろう鬱屈した日々も、彼女たちのエナジーを分けてもらえればきっと乗り越えられる。心から万人にオススメできる、素晴らしいアーティストだと自信を持って言える。

はじめに

まず、私はこれまでアイドルなどに興味を持ったことすらない、ゴリゴリでカチカチのロック野郎です。女性バンドはShow-Yaしか認めない!…みたいな(笑)。

ジジイになる程割と柔軟に色々なモノを受容できるようになりましたが、根底にはまだそういう頑固な部分が少なからず残っています。そんな私がハマっとる訳ですわ。

ただディープな所まで浸かりきってはいませんので全肯定はしませんゼ。客観的評価も臆することなく述べさせて頂きます。あと色んな設定(失礼)や世界観など知識不足な所もあるのでご容赦を。

 

BABYMETALとは?

女の子たち

  • SU-METAL – 中元すず香 (1997.12.20)
  • MOAMETAL – 菊池最愛 (1999.7.4)
  • YUIMETAL – 水野由結 (1999.6.20)※2018脱退

BABYMETALの成り立ちは、成長期限定アイドルグループ「さくら学院」の派生ユニット「重音部」という形で2010年に始動し、2011年正式に「BABYMETAL」という名称に。

現在ではワールドツアーを行うなど海外での人気も非常に高く、日本が誇るアーティストに成長。ただそれは間違いなく“3人組”で築いてきたものなので、水野由結脱退後は方向性が少し不明確な印象です。

アベンジャーズというサポートメンバーを加える形での3人体制にて現在ライブを行っていますが、彼女たちは歌わないんですよね。コーラスがMOA一人だとどうしても薄く、YUI&MOAの曲も必然的に減少。よってSUが歌いっぱなしの踊りっぱなしで体力的にも役割的にも負担増、MOAのモチベーションも個人的には心配です。

ライブではアベンジャーズに歌わせて全然良いと思うし、その方がファンも楽しめる気がするのですが。ただこの状況を経る事で二人が更なる怪物に成長していくという期待感もあるんですよ(笑)。

女神と呼ぶに相応しい雰囲気を持つSUちゃん。超絶綺麗になったスーパーMOAちゃん。アイドルが好きで、そういう視点から入るのも十分アリかと思います^^b

 

神バンド

  • 大村孝佳 (Guitar)
  • 藤岡幹大 (Guitar)※2018逝去
  • Leda (Guitar)
  • BOH (Bass)
  • 青山英樹 (Drums) etc…

多数の凄腕ミュージシャンが名を連ねる中、今回は私の好きなメンバーをご紹介。神バンドは基本的にライブのサポートメンバーで、その時々にてメンバーが変わります。ツインギターとリズム隊という4人編成でBABYMETALのパフォーマンスを支えています。

大村孝佳氏は表情豊かでその所作には華があり観ていてホント楽しいプレイヤー。ファンからは「大神様」と呼ばれています。藤岡幹大氏は私的に和製サトリアーニ。アームプレイが印象的で抜群の個性を誇るプレイヤー。「小神様」という愛称で親しまれていましたが、2018年残念ながら他界。

Leda氏はギターのみならずベースや他の楽器も扱え、作曲や編曲もこなすマルチな才能を持ったミュージシャン。武道館ライブでの彼のプレイは必見。ベーシストのBOH氏は見た目のインパクトもさることながら卓越した技術の持ち主。楽器に詳しくない人すら魅了できる“本物”です。

最後にドラムの青山英樹氏。青山純氏の息子さん。海外の方の多くがまず最初に食い付くのが彼の超速ドラミング。ステージ上でMOAちゃんと変顔対決を繰り広げる等お茶目な面も好感が持てます。てかその余裕がスゲエよ(笑)。

メタル好きなら絶対聴くべき存在の神バンド。海外の生粋のメタルファンをも唸らせている事に、日本人としてこれ程嬉しい事は無い。

 

楽曲レビュー

アルバム

現在スタジオアルバムは3作。ライブアルバムも何枚か発売されていますが、会員にならないと入手できないものもあり完全コンプは容易ではありません。個人間取引や一般店舗での中古購入にて入手は可能ですが、かなりお値段がアレな状態。この部分についてはハッキリ言って不満です。

BABYMETAL (2014)

BABYMETALの1stスタジオアルバム。活動自体は2010年から行っており、コレ以前に発表していた楽曲を含む全13曲を収録。良曲目白押しですがパフォーマンスは今一歩。

まず最初に厳しい事を言うと、初々しすぎる(笑)。SU-METALの発声がまだまだで正直カラオケレベル。特に本格メタル調の楽曲で顕著に感じます。レコーディング当時15,6歳ですから酷と言えば酷なんですが。バラつきはありますが、良い歌唱を聴ける楽曲ももちろんあります。

偉そうにダメ出ししましたが、このアルバムは間違いなく革新的な作品です。これまで交わることの無かった要素が交じり合い、聞いたことの無い音を生み出しています。またコミックバンド的なノリと本格的なサウンド志向を絶妙なバランスで両立させる事に成功しています。

三位一体、彼女たちにしか出せない色。このアルバムはそんな楽曲で溢れています。メギツネギミチョコ!!Catch me if you canヘドバンギャー!!といった曲が正にそう。YUI&MOAのコーラスが如何に重要な要素であったのか、今だからこそ強く感じますね(涙)。

 

LEGEND 2015 ~新春キツネ祭り~ (2015)

2015年1月のライブ音源を収めた会員限定CD、メルカリで買っちゃいました(笑)。上述の通り、1stアルバムがちょっと消化不良気味だったので、勢いでこのライブ作品を入手してみました。

結果、大満足!!

おいおい1年でこんな変わるか!ってくらいSU-METALが素晴らしい。もう紅月聴いてもらえば分かる。スタジオアルバムではベッタリだったメロディラインには抑揚があり表情が生まれ、バックバンドに負けず声をしっかり通している。何より透き通る声質が魂を揺さぶる。なんか涙出る。

そしてやっぱ神バンドですよね~。圧倒的ですわ。悪いけど断然ライブの方が良いです。1stアルバムよりこっちばっか聴いてます。メンバーは大村孝佳、Leda、BOH、青山英樹という編成の模様。

個人的には神バンドのインスト曲やRoad Of Resistanceが当然好きなんですが、密かに4の歌がイチオシです(笑)。この歌を好きになったら真のファンだと言える気がする。私は既にファンのようだ。

初のワールドツアーを経て場数を踏み、急激な変貌を遂げつつある途上のパフォーマンスを収めた本作。普通に購入する事は出来ませんが、非常に素晴らしい作品です。映像も欲しい…。

 

METAL RESISTANCE (2016)

全世界同時リリースとなった2ndアルバム。英国のメタルバンド「DragonForce」のギタリストとコラボしたRoad Of Resistanceを始め、代表曲KARATEなど全12曲を収録。

SU-METALが明らかにパワーアップしておりパフォーマンスは上々。楽曲群もスピードメタル、おもしろメタル(笑)、バラードとバラエティに富んでいて聴き応えある内容となっています。

この作品は良い意味で“王道”を行っている。歌メロや展開が奇をてらったものではなく、紛れもない「和製」で我々日本人の中にある音で表現されています。シンコペーションはどことなくアニソン感ありますし、X JapanのEndless RainのオマージュであるNo Rain,No Rainbowはいかにもな展開です。

この日本人が聴き馴染みのある、ある意味古臭いサウンドが世界に広がり認められつつあるんです。ただ凄いと言うだけでなく、音楽に携わる人間としてこんなにハッピーな事はありません。

この作品には個人的に好きな楽曲が多くあるのですが、中でもAmore -蒼星-がイチオシ。ベースソロでテンション上がってからのギターソロが最高で、そのフレージングが滅茶苦茶好きなんですよ。そして歌メロ終盤、SU-METALの「愛よ地球を救え」の箇所は毎回痺れます。

 

METAL GALAXY (2019)

2019年10月に発売された3作目にして最新のスタジオアルバム。2枚組全16曲を収録。YUIMETALが脱退し二人体制になり初めて出された作品で、入手前は期待感と不安感半々という感じでした。

第一印象は「悪い意味でフツーに寄った」という感想。ボーカルには今風のエフェクトが掛けられ、多用されたシンセの音色によりメタル色がどうしても希薄に。特にDisc1は正直ポップス枠。Disc2はDistortionStarlightShineArkaidaとこれまでの流れを汲む楽曲が並び安心感は得られます。

好意的に捉えれば「新しいモノに挑戦している」と言えますが、色んな状況によりそうせざるを得ないというのが本当の所ではないでしょうか。YUI&MOAのユニット曲の消滅、メンバーが20歳を超えBABYからLADYへ。どう考えても本格路線へ舵を切るしかありませんよね。

と、何だか酷評しちゃってる感がありますが嫌いじゃありませんよ(笑)。MOAちゃんが結構コーラスとってるのは嬉しいですし、SUちゃんが更に化ける予感を強烈に感じさせてくれる作品だと思います。欲を言えばMOAソロあってもいいんじゃないかなぁ~。

映像観るとまた違った印象が生まれそう。

 

映像作品

現時点で私が入手した作品のみを掲載。映像作品は会員限定盤以外はBlu-ray/DVD両方出てます。ハッキリ言っちゃいますが、BABYMETALはライブの方が圧倒的に良いです。

もちろん良いパフォーマンスをしたものを映像化しているのでしょうが、その点を鑑みてもCD音源を完全に凌駕していると言えます。神バンドの寄与は大いにあると思いますが、SU-METALがマジで素晴らしい。個人的にはライブ作品コンプを達成目標に掲げております(笑)。

LIVE LEGEND I,D,Z APOCALYPSE (2013)

2012、2013年の3公演を収めた作品。初のワンマンライブを収めた貴重な映像だと言えます。前情報なしに入手してみましたが、個人的には「う~ん…」って感じ(-_-;)。

アイドル色が濃くほぼ全編カラオケです。全身骨タイツのエアバンドはある意味プロフェッショナルですが、ギターソロのパフォーマンスを観ているとなんか虚しくなっちゃいました。

生演奏の音圧やグルーヴ、各楽器奏者の表情などを楽しめる、やはりバンドが好きなんだと再認識。ただ本ライブで初登場の神バンドの貴重な演奏も数曲ですが収録されており、そこは素直に楽しめました。

 

LIVE AT BUDOKAN (2015.1)

2014年3月、日本武道館で行われた2daysライブを収めた映像作品。1stアルバム発売後すぐのライブなんですが、SU-METALがまるで別人で、スタジオアルバムを余裕で超えています。

大袈裟ではなく、ここまでライブで本領発揮できるボーカリストは観たことが無い。当時16歳でしょ。特にX Japanの紅のオマージュ曲、紅月におけるパフォーマンスは驚愕です。歌唱はもちろん、特筆すべきは彼女が持つえも知れぬ雰囲気や自然に纏う世界観。ただただ見入ってしまう。何かが憑依しているとしか思えない(笑)。

そして何といっても神バンドの存在ですよ。皆素晴らしい演奏ですが、大村孝佳がとにかくカッコ良すぎるぜ!「これだよコレッ!」感が半端ない。正直1stアルバムよりコチラをオススメ。

 

LIVE IN LONDON (2015.5)

2014年「The Forum」「02 Academy Brixton」で行われたロンドン2公演を収めた映像作品。バンドの音は良く3人のパフォーマンスも文句なし、観客もサイコーです!

Forumでは小神様こと藤岡幹大のプレイを堪能でき、それだけで観る価値あります。02 Academy Brixtonで初披露されたRoad Of Resistanceの破壊力が凄まじく、ドラムの前田遊野が滅茶苦茶イイ仕事しています。

エンディングで3人が観客に一言ずつ発する場面は実に微笑ましい。YUIちゃんの笑顔が最高ですよ…。神バンドが観客に挨拶しながら去っていくのも、小さいハコならではで良いですよね~。

 

LIVE AT WEMBLEY (2016)

2016年4月2日、イギリスの「The SSE Arena,Wembley」にて行われたライブ映像作品。2ndアルバム発売翌日の公演で全17曲を収録。非常に充実したセットリストです。

まず神バンドのメンバーが最高。藤岡幹大&大村孝佳のツインギター&ツインケンパー(笑)、BOH&青山英樹のリズム隊。これはもう良いスピーカー+爆音で聴けってことでしょ!

ガールズ3人はこの時点でこの貫禄よ。堂々とした振る舞いまったく恐れ入る。改めてこの娘たちの足跡がとんでもない事に気付かされた。SU-METALは確実に進化している。高域を力感なく発声出来るようになっていて、場面ごとに意図して使い分けしています。

ボーカルパートを3人で歌うMETA!メタ太郎はこの映像観て好きになりました。そして私の大好きなAmore、更に今こそ世界に届けたい名曲THE ONEと、何回観ても飽きまへん。

このライブは紛れもなく名演だと言えます。オススメ!

 

オススメの動画(おまけ)

数あるファンCAMの中から個人的にヤラれた動画をこっそりご紹介しときます。“死んでもイイ”という方は是非視聴してみて下さい(笑)。

①SU-METAL編
https://youtu.be/kWUkSrLTiUk

②MOAMETAL編
https://youtu.be/Bhesnlvc7sA

 

終わりに

え~、サクッと短く記事を書く予定だったのですが、予想以上に長くなってしまった。私は最近一気に聴き漁った者なので、デビュー来のファンの方とは少し熱量に差があるかも知れませんね。

まだ手に入れてない映像作品が多くあるので、順次ゲットしていきたいと思います。…あれ、もしかしてこれって沼に浸かってる?(笑)。自分ではそんな意識無いんだけどさ。

まぁ、作品入手を考える上でやはり不満なのが売り方かな。純粋に音楽を楽しみたい人間からすると、会員限定商品は勘弁してもらいたい。ファンを大事にするのは良い事ではあるんですけどね。

最後にどうしても言っておきたい事がある、かわいいのは正義だ!(笑)。…という当たり前の事は置いといて、日本人はもっと彼女たちに注目しても良い気がする。ああ、個人というよりメディアとかね。

来年オリンピックが開催予定ですが、THE ONEを歌ってもらいたいですよ。彼女たちは世界を一つに繋ぐ、そんな力があると私は信じています。あ、にわかが偉そうにスミマセン。

それでは今回は以上です。See You!!

ABOUTこの記事をかいた人

nanasi

知識ゼロから、WordPressで音楽サイトを構築すべく、現在も悪戦苦闘中。名前も画像も、コロコロ×2変えながら、徐々に形になっていく様もお楽しみ下さい^^ 投稿は週1くらいのマイペース。慌てずまったりと楽しみながら、末永く続けていきたいと思っとります!