DeepSeek V4 Flash 〜5ドルで作ったプラグインたち〜

DTMプラグイン自作物語、その1ページ。

何も分からない状態からせこせこトライし続けて、なんとかかんとか形になったプラグインたちをご紹介。徹底的にコストカットを目指しつつ、それでもちょい頑張れば中々なんとかなるものです。

私の場合遊びの延長なのであくまで自分の為のものですが、本格的なツールを使えばビルダーにもなれちゃうかもね。感覚的にですがプラグインの爆買いはもうしないかも。自作でそこそこ補完できそうなのよ。

今回は「DeepSeek V4 Flash」にて作ったプラグインをご紹介。
音無し、だらだら語るだけ。

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はじめに

使用ツールですが、VS Codeに拡張機能Clineを入れて、APIにDeepSeek V4 Flashを登録し常用。DeepSeek V4 Flashは現時点で最安のAPI。OpenRouterに5ドルだけお試し課金。

相談役としてGeminiもフル活用しております。

こんなんできました!

では早速どんな感じのもんができたのかを晒しましょうか(笑)。いや、今回の記事、結構自虐ネタの部類だと個人的には思ってるんでね。

全て「ボーカル用プラグイン」。やはり自身の声のブラッシュアップを図れるアイテムは幾つあっても困らんからね。

上手くいったものとそうでないものが混在してるんですが、まぁ記録として残しておくか。

コンセプトは「シンプルイズベスト」。取り敢えずUIについてとネーミングに関する言及はお控えくださいませ(笑)。

まあ上出来

SM-N

プリアンプその1。

取り敢えず“N”の名を冠するサミングミキサーをベースにしたつもりが普通にプリアンプみたくなったやつ。ガワはダセェけど中身は結構まとも。

コイツの肝はドライブノブ。上げれば倍音が追加され低域も膨らんでいきます。んでインプットを上げれば低域が平準化されていくという謎な仕様です。クロストークは位相を弄るもので出来たら付いてた。

にしても、このノブのカラーリングはないよねぇ〜。

NV

プリアンプその2。

これも先程のものと同じ発想で作ってみた“N”なやつ。これもドライブノブが主役ですかね。メーターは画像くらいの位置でピョコピョコしててその役目を果たしておりません。

ドライブを上げると倍音と低域がアップ。またインプットを上げる事でも倍音が追加されサウンドが太くなります。インプットに対するオートゲイン機能も搭載しておりこれが仕様的に凄く便利。

さらなる修正を重ねていく予定のプラグイン。

Sin

所謂音を太くする系プラグイン。

某ヴィンテージなあったかいプラグインの“Knee”ノブの再現を図ったヤツ。本家ほどの密度はなくプッシュ感は薄れますが、逆にダイナミクスのある薄味な仕様となりました。

UIは終わってますがガッツリ上げても歪み感や音量感が目立たず、ググッと前に出るサウンドにしてくれます。本家持ってるのでお試し的に作ってみたヤツですが、こういうのも出来るんですなぁ。

挿すだけで70Hz以下をローカット、Kneeを上げるほど倍音も追加されます。

Jouge

低域と高域用のEQ。

中音域無視のとがったヤツ。Newfangled AudioのFixate:Midrangeを買ったので、それの補完的な役割を期待して制作。こちらも緩やかな効果で音が破綻しにくいのがグッド。

アナライザーで確認しましたが、ちゃんと設定通りに動作しとりました。周波数を変えるだけならこんな簡単に出来てしまうのね。市販のやつは一体どんな複雑な事をしとるんでしょうなぁ。

後はUI上部の文字をなんとかしたいすなぁ。

MinusEQ

名前まんまのカットタイプEQ。

超緩やかにカットする仕様で、ターゲット周波数はボーカルにとって邪魔になる箇所を指定。ブーミーさの解消と痛い高域の排除が目的。全てAI任せで作ったにしては中々に的確上々。

挿しただけで超低域がロールオフ。両ノブとも複数の帯域が動く仕様にしたのですが、全体的なバランスを取るような変化をします。中心となる帯域を下げたら、同時に他が緩やかに持ち上がる、そんな感じ。

作用する周波数の調整などは後からでも可能なので、取り敢えず形にする事が大事なんすよねぇ。

中出来

IG-N

またまた入力ゲインを再現したもの。

単純にブースターみたいな挙動なんですが、上げれば倍音が追加され、さらに低域もアップします。“N”仕様を指定するとみんなそうなるんだねぇ。その挙動が本当に合ってるのかどうかはAIのみぞ知る。

機能面ではアウトプットのLinkボタンが地味に便利で、音量感はそのままに歪みだけを加える事が可能です。割と初期の頃に作った極めてシンプルなワンノブプラグインです。

ちなみにこのUIはCursorに作ってもらった。

SM-A

あるサミングミキサーを模してみたやつ。

Transは上げるほど高域がロールオフしていき、低域が緩やかに持ち上がります。マックスまで上げても聴感上は非常に微細な変化なので分かりにくいです。

真ん中の「31 STEP」ボタンは飾りと化しています。何度か修正掛けたけど全然反映されないのでもう放置してます。

White noise

ホワイトノイズ生成機。

プラグインの動作チェックの為に作ったヤツ。ベースはGeminiで作ってClineでちょい修正したかな。ホワイトノイズだけでなく、サイン波も出力できるようにしました。「ピーーー」っていう甲高いヤツね。

ホワイトノイズは周波数チェックに使い、サイン波は倍音の確認に使います。そんなもんだと今回始めて知りました。コレは非常に便利です。自分の可聴域も確認出来ます。UIはどうでもええ。

失敗作

Nami

見ての通りのアナライザー。

なんか市販の様な美しいものに中々ならないんですよねぇ。画像だとちゃんと出来てる様に見えると思いますが、細かい部分が全くなっていない。

右上のインプットゲインもバグってるし、オフセット上げたら波形が崩壊。縦横軸の数値のバランスも整えるのが凄く難しい。こんなん視認性が100大事ですからねぇ。

フリーで優秀なものが市場にはあるので「もうそれでいいっしょ!」て最終的にはなっちゃった。今私はVoxengoのSpanを使わせてもらってます。

VP One

シンプルなボーカル用プロセッシングを目指してみたものの途中で投げ出したやつ。

DeepSeek V4 Flashの特徴として、ノブが変になりがち。この両ノブ、0が右下5時の位置なの。このプラグインだけでなく、今回シェアしてるもののいくつかがそう。画像見てもらうと分かると思います。

更にコイツの右下のサチュレーションは空っぽの無変化スライダー。手直しすれば化けそうですが、より賢いAIじゃないとダメかも。

Koshi

内外全部ムチャクチャなやつ。

一応機能的には右に回すと耳に痛い高域を処理し、左に回すとブーミーさを取り除く、という感じにしたかったのですがダメでした。左右どちらも上げるほど音量が持ち上がりますし、狙った効果もなし。

UI上下の文字も重なりまくってて非常に不格好。下のスライダーはなんかノブと連動して動く意味不明なもの(笑)。辛うじてモードボタンの切り替え機能はしっかり機能します。

DeepSeek V4 Flashについて

AIすげぇ!ってのがまず1番すかね。

エージェントAI、話題にはなってますけど私みたく知識がなくても色々作れちゃうんだから怖い。DTMプラグインに限らず、簡易的ながらWindows用の画像編集ソフトなんかも作れちゃいました。

ここがいい!

安い!

とにかくこれに尽きる。兎にも角にも回数をメチャクチャ回せるのは最高。失敗も成功も試行回数は経験値ですから。沢山試せて理解度も上がっていく。やればやるだけぼんやりとした視界がクリアになっていくもんです。

んでそこそこ賢い。ここ大事。より安くを求め別の安いAPIでコード生成試したこともありますが、それはもう悲惨な事になりましたよ(笑)。最強低コストでこの賢さは異常と言っても過言ではない。

ダメなとこ

賢さが足りない!

初手で結構ミスする事がある。また、UI作成についてはかなり苦手みたいで期待しないのが吉。形になれば良し!としてます。更に上手くいかない時はとことん上手くいかず、エラーループに陥り何度か開発挫折したものもあります。

基本的には価格相応なのかな。いやそれは欲張り過ぎか。打席数はメチャクチャ多いが打率は低め、ってところでしょうか。後はメイドインチャイナというのがどうかというところですかね。

考え方の変化

クオリティ云々は置いといて、実際こうやってプラグインを作れるという事実を知り、結構マインド自体変化してきているのを感じる。

市販品に比べるとそらぁ陳腐なものかもしれませんが、使えないかと言われれば別にそうでもない。ブーストもイコライジングも特に違和感ない。今は楽しさが勝ってますが、価値観ぶっ壊されてる最中かも。

“ハイクオリティ”への固執というか所有欲が薄れ始めていて、今ならDAW付属のものも普通に愛せそう。私的には今後“扱いやすいもの”により価値を感じると思います。お金出すならそうゆうヤツね。

終わりに

5ドル課金。DeepSeek V4 Flashを使い作れたプラグインの総数は…

10!!

消費クレジットは2ドル。

形になったものはこれよりも少なくはなりますが、試行回数的にかなりお得なのが数字からも分かります。とは言え先にも述べたように結果には波がありますけどね。空振る時はとことん空振る。

次に考えているのは「DeepSeek V4 Pro」のお試し。性能と価格がどの程度違うのか気になるところ。ちょっと出費してみるつもり。もう1つはCursorへの1ヶ月お試し課金。ひと月3000円くらい?なんで、それでどこまでやれるか確認したい。

ひと月3000円で有用なプラグインを複数作れたとしたら、サマーセールもブラックフライデーも華麗にスルーできるかもしれない(笑)。Cursor課金は集中して取り組める時にやってみようかと思ってます。

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