Piano Sheet Converter がヤベェ。

Yamahaさん、素晴らしいよ。

譜面がないピアノ楽曲。どうしても弾きたいけど耳コピするのは大変。そんな時に出番となるのが今回ご紹介する「Piano Sheet Converter」って訳ですな。

だがしかし!私はピアノが弾けません。

ではなぜコレを試してみようと思ったのか。

それは「DTMにおける打ち込みの手間をメチャクチャ省いてくれるかもしれない」製品だから。

期待値の高い製品なので今回はマジで色々試してみましたよ。一応音源ありでお届けしますのでどうぞお楽しみ下さい。

Menu

はじめに

私が望み続けているもの、それは「時短の極み!」。

Piano Sheet Converterに惹かれた理由は採譜ではなく、Midiエクスポート機能があること。要はピアノ音源のMidi化ができる。これはピアノメインの楽曲のカバーが猛烈に捗る可能性を秘めている。

孤独な歌い手にとってオケの作成というのはかなり高いハードルなのです。

人にもよるでしょうが、私は正直面倒くさい(笑)。好きならやれよ!と罵声を浴びようがモノが飛んでこようが性格なんだからしょうがねぇ。

楽器弾けない人だって音楽したっていいじゃない。

でもよぉ、近代技術の発展によって徐々に我が願望の成就が近づいてきているのをヒシヒシと感じる。毎日AI触ってる感じから、DTMまわりの製品も絶対に進化してく確信がある。

Piano Sheet Converter

特徴
  • 音源を読み込んでピアノを譜面化
  • アレンジ難易度が4段階
  • フルコーラスと1コーラスを選べる
  • PDF/MIDI/MusicXML でエクスポート可能

世界のヤマハ産。

音源を読み込みピアノ譜を自動作成してくれるアプリケーション。“耳コピ支援”がメインコンセプト。機能的には譜面を作成してくれるものです。操作も至極簡単で誰にでもマニュアルレスですぐ扱える。

現在β期間中で月1980円のADVANCEDプランを無料で試すことができます。今のところβ期間は2026年10月末まで、となっていますが変更になる可能性もあるのでガチで今がチャンス!

トライして損なし!

▼Piano Sheet Converter
https://piano-sheet-converter.beta.yamaha.com/

音源で比較

準備

譜面作成

設定画面

音源はAIで作りました。すべてmp3。曲ごとにレベルは中級と上級の2つを試しました。調、長さ、スタイル、これらの設定はすべて上の画像の通りに統一。

また分かりやすいように以下のような感じで再生ボタンを色分けしてます。

  • 赤色 … AIで生成した楽曲。無加工。
  • 青色 … 楽曲をそのまま読み込ませて楽譜作成したもの
  • 緑色 … ステム分離をしてから楽譜作成したもの

青色はAI生成した曲をそのままPiano Sheet Converterに突っ込んでます。緑はStudio Oneでステム分離し「その他」という項目の上物ステムだけを入れて作成したものです。

歌メロあった方が良いのか、それとも不純物が無い方がいのか、ここは要チェックでしょう。

DAW処理

作成された譜面をMidiエクスポート。それをドラッグアンドドロップしてDAW(Studio One)にぶっ込みます。すると上画像のように右手左手という2つのデータとしてですが、ちゃんと認識されました。

んで私は何も考えず両方にEZkeys2を充てております(笑)。プリセットはバラード1だったかな?マスタートラックにはオリジナルのラウドネス調整プラグインとNUGENのリミッターをかましてます。

プレイオン!もう素晴らしい。

この時点でちょっと感動。ピアノ専とは言えAudio to Midiができてんだもん。

サンプル曲1「Terrified and True」

♪Created with Google Flow Music

play_circle_filled
pause_circle_filled
Terrified and True 原曲
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
Terrified and True full 中級
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
Terrified and True full 上級
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
Terrified and True Piano 中級
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
Terrified and True Piano 上級
volume_down
volume_up
volume_off

赤 : 原曲 青 : 原曲から作成 緑 : ステム分離から作成

まずはGoogleさんの楽曲生成AIで作った曲。ピアノで伴奏を取り、サビで盛り上がる系の王道ロックバラード。日本語だとまだおバカな歌詞になるので英詞にしてます。

どうすか。コードの読み取り精度かなり高いのが分かると思います。ボーカル入りで変換すると、お聞きの通りボーカルメロディを弾いちゃうんです。なのでバッキングが欲しい場合はやはりステム分離してから、がいいすね。

この楽曲だと中級と上級の差は微々たるものか。中級のが手数多い気がしないでもない?

サンプル曲2「夜明けの鍵盤」

♪Created with Suno

play_circle_filled
pause_circle_filled
夜明けの鍵盤 原曲
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
夜明けの鍵盤 full 中級
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
夜明けの鍵盤 full 上級
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
夜明けの鍵盤 Piano 中級
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
夜明けの鍵盤 Piano 上級
volume_down
volume_up
volume_off

赤 : 原曲 青 : 原曲から作成 緑 : ステム分離から作成

次にSUNO無料枠での生成曲。Mini?的なモデルだからか、プロンプトの“ピアノ”という言葉がタイトルに反映されてて笑える。Googleと全く同じプロンプトで作ってます。ボーカリストとしてはかなり強引な展開で、色んなもん混ざってる感が半端ないなぁ。

1コーラス変換なんですが、ちゃんと区切り良くいかない事が多々あります。青色ブツ切れしてますわ。で、上級より中級の方がメロディを正確に変換できていますね。何故だ?その時々で変わる可能性があるのかも。

にしてもイントロのエレキギターのリードをしっかり再現してるのは面白いね。

サンプル曲3「Heavy Plow」

♪Created with Google Flow Music

play_circle_filled
pause_circle_filled
Heavy Plow 原曲
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
Heavy Pow full 中級
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
Heavy Pow full 上級
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
Heavy Pow AG 中級
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
Heavy Pow AG 上級
volume_down
volume_up
volume_off

赤 : 原曲 青 : 原曲から作成 緑 : ステム分離から作成

アコギだとどうなるのか試してみたくてそういう感じの曲を作ってもらいました。クリーンなサウンドならピアノ化してくれるのでは?という期待がありましたが、そこそこやれてんじゃない?

中級はシンプルながら間違いは少ない。上級は手数が多くリアリティは上がるがミスノートも目立つ、みたいな感じか。完全に正確という訳ではないけど、いやでもやっぱ精度高いな。これアコギだからね。

こんだけコード取ってくれるだけでも素晴らしい。

サンプル曲4「君のいない季節」※おまけ

play_circle_filled
pause_circle_filled
君のいない季節 原曲
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
君のいない季節 Piano 上級
volume_down
volume_up
volume_off

赤 : 原曲 緑 : ステム分離から作成

最後におまけで日本語でピアノ弾き語り系の曲をSUNOにて生成。もうちょっと分かりやすい曲になんねぇかなぁと思いまして、起承転結ハッキリの歌謡曲風味にしてみましたがいかがでしょう?

やっぱ思うんですけど、SUNOってかなりパ◯リ感隠せてないッスねぇ(笑)。無料版だと今は4曲生成してうち2曲はお試し生成という感じ。んで曲がもう◯◯ザイルなんすよ。コレはまだマシな方。

さて、こちら、なんだか変換精度がいまいち。テンポも遅くなってますし、イントロからAメロへの繋ぎが破綻してます。拍数追加バグが発生してますが、これ結構あるんすよ。

まぁβ版ですから今後に期待、ってことで。

正直な感想

使って分かった特徴
  1. 歌メロは採譜される
  2. 小節内の拍数が増える事がある
  3. コード音、ベース音間違え
  4. 3連符非対応
  5. 変拍子ダメ
  6. フリーテンポ精度落ちる
  7. やり直しはある程度有効
  8. コード読み取り精度高い
  9. アコギ◯、ロック△
  10. コード感のある曲なら雰囲気出る

無料期間だから実は裏でガッツリ試してます。今のうちに伴奏ゲットしまくれ!みたいな貧乏性丸出し根性で市販曲を計50曲以上は変換しました。まだまだやらせてもらいますよぉ(笑)。

故にこのPiano Sheet Converter(β)のクセというか、現時点での仕様が分かってきたので見えてきたこと全てをシェアするのだ。

仕様面

上級というのはあくまでプレイ難度的なものであって楽譜作成精度が上がるという意味ではない。単純に音数が増える感じ。コードや進行を得るという点では中級や初級の方が向いているケースがある。

ソロと伴奏2つのモードが分かれているのもなるほど納得で、伴奏モードでは単音フレーズを完璧に拾いきれず結構省略される感じ。特に速いパッセージは省略されます。

また現状、楽曲によってどうしてもエラーが出てしまう曲がありました。中級とかで通るものもあればそれもダメな場合もあった。1コーラスならOKな場合も、そうでない場合もあります。

β期間ですから。

マイナスポイント

まずオケ目当てであればステム分離をしてできるだけクリアなピアノ音源を読み込ませた方が良い。歌メロがあるとそれを音符化してしまいます。左手コードで右手メロディ、みたいな形かな。

コードが違っていたり音がハズれてたり、余計な音が1拍分追加されて曲全体の小節自体がズレてしまう、なんて事は結構あります。拍の追加は特に曲の展開部分、個人的にはサビ前に頻発する印象がある。

また3連の曲は無理矢理4拍に当てはめてる感じです。単純なハネや12/8的なものはまだ修正の余地がありますが、シャッフルや変拍子などは精度的にいまいちで正直ハチャメチャ。

また鍵盤系のイントロ部分などでよくあるフリーテンポっぽい感じのところの変換精度は絶望的。何弾いてるのか分からないです。

プラスポイント

まだまだ気になる点は多々ありますが、とは言え感触としては総じて有用で素晴らしい。オーディオのMidi変換ってマジでムズいんすよ。

ピアノメイン(それ以外でも)のオケが欲しい場合はかなりの時短になるであろう確かな感触があります。

ある小節に余分な拍が追加されて変になったとして、変換自体をやり直すと改善されるケースもありました。何だろうね。PC能力関係しとるのかな。ともあれやり直しは効果あります。採譜内容自体は劇的に変化はしません。

ピアノがない楽曲もある程度イケる。基本コード進行の読み取り精度が高く、コード感のはっきりした曲はピアノアレンジ的な仕上げになります。特にアコースティックギターはいい感じにピアノ化してくれる印象てす。

でも音数が多いものやハードなロック系のサウンドは黒玉8分で刻みがちでうるさくなったり、そもそも変換精度が高くないので不向きです。残念!(…でもたまに上手くいく事がある…)

最後のおまけ

play_circle_filled
pause_circle_filled
???
volume_down
volume_up
volume_off

最後におまけ。某緑の野球OVAのオープニングになった曲を変換してみました。これはシンセサウンドが特徴なんですが、そこからもちゃんとコードを取ってくれてます。凄い凄い。

正確性とか関係なく、バッキング制作マシーンといってもいいくらいですね。これ音源差し替えてリズム隊入れたらカバーまで持っていけそう。スコアのない曲も沢山やれると思うとワクワクするぜ‼

終わりに

耳馴染みのない曲だと判断ムズいすよね。でも著作権的なものがあるので市販曲をガッツリ使うわけにはいかんのです。なんだかんだと中々に精度高いんでね。

Piano Sheet Converterを今回たっぷり触ってみましたが、かな〜り気に入りました。
問題はサブスク料金か…。

まだβ版なんで動作が不安定な部分はありますが、1コーラスカバーをガンガン作れるという手応えがあるので無料期間で沢山試させていただくとしよう(笑)。
※実際記事書きながら変換しまくってますけど。

特にピアノメインの楽曲なら打ち込む手間が相当減る。他の楽器加えて作り込むのも良いね。アコギも結構いい感じにしてくれてるのがグッド。弾き語り系で歌いまくるってのもアリだと思っとりますわ。ピアノ全然入ってない曲もなんか良い感じにバッキング化してくれるしね。

コレは…良いものだ!

シェアしてくれたら喜ぶ!
Menu