ようやっとデモ版解禁!
…遅いのよ。
待ちわびてたのを通り越して以前ほどの熱はもうない(笑)。まぁでも、せっかくだし、しょうがないから試すことにしますかってなもんです。
色々パワーアップ?してるみたいですが、私の興味ある機能はただ一つ。
そう!「MIDI変換機能」のみ。それを今回はテストしていく。
はじめに
やりたい事
- 既存の楽曲をステム分離しドラムをMIDI変換
- 既存の楽曲をステム分離しベースをMIDI変換
したいのはオーディオのMIDI変換(笑)。
これをネット上で試してくれてる人まじで皆無だったから。みんな綺麗なドラムループ音源とかの変換しかしてくれんのよ。私の知ってる限り、日本人の方でただ一人だけ試してくれてましたね。
これが精度高くできれば、カバー曲の打ち込みの時短になると思ってさ。ずっと試してみたかったんだよね。
使用ツールなど

- BFD3 (PlatinumSamples Andy Johns Classic Drums)
- Trilian (Fingered Studio Bass Rock)
使用音源はなんだかんだと最初に買ったこの2つが好きで常用。プリセット読み込んで他何も一切いじらずそのまんま。エフェクトは音量合わせとクリップ防止目的でリミッターのみ使用。
今回はエレドラ使ってる楽曲もありますが、BFDの生ドラム音でいっちゃってます。キーマップは「BFD Player」をインポート。ズレとか多少のことは気にすんな!って感じなのでそこはよろしく。
使用楽曲
ゴリゴリプロフェッショナルな市販楽曲を使用。
手持ちのCD音源をFender Studio Pro 8でステム分離してドラム&ベースをMIDIに変換。ステム分離はあまり時間が掛かりませんけど、MIDI変換には多少の待ち時間が発生。体感上結構長いかも。
一応色んなタイプの楽曲を試した上で、更に厳選してのシェア。古め新しめなどちょっとは考えてますがマイナーが過ぎるかも(笑)。音源は44.1KHz/320kbpsのMP3。
聴き比べ
TEST1 ~精度低~
SLY
古き良き日のメタル。手数が多くテクニカルなこの曲SLYの「Kingdom Come」。知ってる人のが少ないか(笑)。でもカッコいいんすよ。樋口宗孝&寺沢功一のリズム隊の再現は無理だったか。
ベースは全然拾えてないですね。エフェクトの影響があるのか。これは音源によるでしょうし分離精度にもよるのでしょう。発売時期によるマスタリングの違いなんかも考慮してBabymetalの曲とかでも試しましたが、結果は同じようなものでした。
メタルは無理かも。
B’z
色んな音が入ってる古めのポップロック、B’zの「ザ・ルーズ」。とは言え今聞いてもやはりクオリティ高い。この時のB’zのスタイル大好きなんですよねぇ。
ドラムもベースも所々に穴がある感じですが、雰囲気は確かに出てる。精度的には低いと言わざるをえませんが、特筆すべきはちゃんと“ハネてる”点。これはなかなか凄い事だと思う。
ただクオンタイズ掛けたらどうなるかとか、そこまで今回頭が回らなかったのですが、MIDIデータとして扱うには中々に大変そうではありますね。
One Ok Rock
割とモダンなマスターがなされているであろうOne Ok Rockの曲。といってもこれも古いか(笑)。やれやれ時の過ぎるのは早いぜ。4ピースのバンド構成だし音像もクリアなので期待していたのだが…。
こちらもベースが途切れ途切れになっちゃってます。これはベース分離の精度がいまいちだったからですかねやっぱ。この曲はブレイクまでちょっと長めにアップしてますが、最後の方はまぁまぁ精度高い。
やっぱごちゃ付いてるステム分離は難しいんだねぇ。
TEST2 ~精度中~
Greta Van Fleet
ミディアムテンポのモダンクラシックロック。彼らも4ピースのバンド構成でいてかつサウンドも王道ドシンプルで私大好き。故に分離精度もMIDI変換にも期待したのですが、まぁそこそこ。
やっぱあれですね、ベースの変換精度がいまいち。これ機能的にはメロダインの技術を使ってるんでしたっけ。それなら私の解釈的にも合いますけど(大きな声では言いませんけど)。
ドラムはかなりイイっすよねぇ。ここまでやってくれたら歌乗せるのメチャ簡単だわぁ。
WANDS
90’s JPopの代表ヒット曲。愛を語るより口づけをかわそう。織田哲郎無双の時に生み出された名曲のひとつ。なんか長いタイトルを付けるのが流行ってた時期でもありましたね。その走りだったかも?
で、今回はなんか様子が違っていて、ベースの変換精度がほぼ完璧(笑)なんすけど。ドラムは途切れがありますけど、この8で刻まれるベースが大変見事でございます。厳密に合ってるかとかは置いといてね。
これはもうこのままカバーに転用できるという意味でホント素晴らしい。んでも何故なんだ。
TEST3 ~精度高~
Paul Rodgers
我が師ロジャース様のスィング曲。上物がほとんど被ってない曲なんですが、やはりこういうのは非常に高い精度でMIDI化までしてくれますね。素晴らしい。
で確認したかったスィングへの対応も完璧だ。やはりと言うかなんと言うか、そもそものステム分離の精度がモノを言うのかもしれない。MIDI変換は私が考えていた以上に使える機能です。
となれば、やはりSpectraLayersも視野に入れなければ…。
尾崎豊
ロックとかそういうんではなく、所謂普通の楽曲ならどうなんだい?ってことで尾崎の「僕が僕であるために」でテスト。昔のマスターでも変換やってくれますか?との問いに見事に答えてくれた。
ステム分離の精度に音圧は関係ないのだろうか。やはりミックスのバランスか。あとは原音が捉えきれなくなるくらいのエフェクト効果や音数が邪魔になったりするんだろうね。
尾崎の曲もイケるな。これはグッド。
米津玄師
米津さんからはフラミンゴを選曲。まぁシンプルなものなら上手くいくかと思ってさ。案の定だったけど。これもリズム隊がメインで進行していくので、やはり精度は高かった。
エレクトリックドラム特有の鳴りの再現は生ドラム音源では正確性に欠ける部分もありますが、完璧主義を捨てた私には何ら問題はなし。ちょい修正すればいいだけですしね。
Fender Studio ProのMIDI変換機能、だんだん分かってきたかも。
本音で感想

まだ正確無比にMIDI化できるわけじゃない。どんな楽曲にも使えるわけでもない。そして正直現時点のこの精度でプロの現場で使う場面なんてないんじゃないかい?(笑)。
しかしながら、可能性は感じた。
私的には十分使える機能であると確信。何者でもない音楽人の手助けには滅茶苦茶なってくれそう。“歌ってみた”みたいなカバー曲のオケの打ち込み時短に大活躍してくれるでしょう。まだ楽曲は選ぶ感じですけどね。
で私が気に入ってるポイントとして、完璧ではない点。まるで駆け出しのバンドの音なのよ。これ最高。半端ないリアリティが生まれとる。MIDI打ちのソフト音源なのに下手くそ(笑)。私的には「うわっ全然ダメじゃん!」とはならなかった。むしろテストを重ねる度にニヤニヤしてましたから。
完璧なバックにアマチュアのボーカルじゃあ絶対浮いちゃうからね。これでいいや今は。
▼MI7
https://www.mi7.co.jp/products/fender/fenderstudiopro/
おわりに
今回実際にMIDI変換を試してみてこのFender Studio Pro 8、ズバリ買いだな。ってかすぐにでも欲しくなっちゃった。だから早くデモ版出せって言ってたんだよ。試さないと分かんないんだから。
ステム分離の精度が重要なのも分かったので、できればそれに特化した製品も欲しいっすね。それにしてもこのドラムMIDI変換能力は素晴らしいですよ。他に似たような製品今のところは無いんじゃないかな?
欲を言えばベースの変換精度が上がって欲しいですね。単音なんだからドラムより簡単なハズなんですけど。メロダイン、そしてMoises…実際試した上で個人的にはうーん、なんよね。ただ、ないものねだりみたいな所ありますんで、今後更に良くなるとは思いますが、私は他のAIに目を向けてもいい気はする。
巷のAIはマジで凄いっすよ。多分そのうち高機能な個人製作DAWなんかが生まれると思いますから。

