“格安”でプラグインを制作する為の最適解

今激ハマりしているDTMプラグインの制作。

AIって具体的に何ができるか正直分かってなかったのですが、こうやって実際に無から有を生み出す体験をしてしまうとその凄さが分かる。AIに対して今まではただの賢い対話相手、画像や動画の生成ツール、くらいの認識しかなかった。

コレは自ら足を踏み入れていかないと知らない世界がどんどん増えていくんだろうなぁ。そのスピードが半端ない。AIは様々な分野で効率化を図るために使われてますが、その辺事細かには知らんもんね。

でも私的にはやはり“音楽”ですよ。

音楽関係のAI利用には大いに興味があり、今はプラグインを作るという暴挙に楽しさを覚えております。しかしながらそれを成す為には「金が掛かる!」んですよ。沢山遊ぼうと思ったらマジで破産しかねん。

んで今回は自作プラグイン初心者ながらまあまあ色々試してみてなるべくお金を使わない方法を探し、私なりの最適解を見つけた、という内容となっております。マニア度は高めです。

私はズブの素人。楽しくなっちゃって趣味的に遊んでる段階。各方面微妙に理解がズレてるところがあるかもですが、その点はご留意下され。

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金があるなら…

所詮、世の中金なんだよ!(笑)

とは思いますねぇ〜。私は日々の生活でヒーヒー言ってるので趣味用途でそこまで投資できない。もし余裕があるなら最高性能のコーディング能力のあるAIを使い、Cursorとかでガンガン回したいですなぁ。

プラグイン制作という1点で考えた場合、AIエージェントに何を選ぶか悩むとは思いますが、私的には実際使ってみて好感触だったのはCursorでした。現在でも月額そんなに高くはない?ですしね。

どいつもこいつも高ぇ

大手のプラン 2026.6

AIサービス名 有料プラン(月額) コードの試行回数(目安) WordPress開発での強み・特徴
ChatGPT
(OpenAI)
Plus: $20 (約3,000円)
Pro: $200 (約3万円)
Plus: 3時間ごとに約40〜80回
Pro: 最上位モデル(o1/o3等)が無制限
万能な相談役。
エラー原因の解説や、プラグインのロジック・設計図を一緒に考えるディスカッションに最も優れています。
Claude
(Anthropic)
Pro: $20 (約3,000円)
Max: $200 (約3万円)
Pro: 5時間ごとに約45回
※コード量が多いと消費が早まる
Max: Proの5倍以上の制限緩和
コードの美しさは随一。
WordPressの仕様(フックや関数)を考慮した、正確で綺麗なPHP/JSコードを生成します。自律開発ツール「Claude Code」も強力。
Gemini
(Google)
Pro: $19.99 (約3,000円)
Ultra: 3ヶ月 $124.99
Pro/Ultra: 基本的に制限なし
※短時間に過度な連続投稿時のみ一時制限あり
圧倒的な長文読み込み。
一度に処理できるコード量が桁違い。テーマのフォルダ丸ごとや、長いプラグインのファイルをそのまま渡して添削させたい時に最適。
OpenAI Codex
(APIモデル)
APIによる従量課金
(使った分だけ)
実質無制限
(資金が続く限り、APIの上限まで何回でも試行可能)
開発ツールの裏側の頭脳。
ChatGPT等とは異なり、VS Codeの拡張機能(Clineなど)にAPIとして連携し、裏で自動コーディングをさせるためのプロ向けモデル。

表をGeminiにて作成。一応の目安として試行回数なんかも載せてますが、実感としては恐らくもっと少なくなるかと思います。コード生成する際、実際は1度の実行で複数回の試行をAIは行うハズなので。

各社スタンダードなプランだと多分すぐに利用上限に達する気がするでしょう。かと言って月に数万ポンッと出すガチ勢にはなれぬ。月額利用料に対しての試行回数を考えると、私的にはやっぱ高いと言わざるを得ない。

私のやり方2026

んでば私が現在中々いいんじゃねぇか?という感触を得てるやり方とツールをご紹介。知識ある人には目新しい事はないかもしれないですが、今のところこれで結構遊べてますよ。

利用ツール

利用ツール
  • VS Code …無料
  • Cline …無料
  • DeepSeek V4 Flash API …有料
  • Projucer …無料
  • Visual Studio …無料
  • Gemini …有料

取り敢えず今はコレが全て。やり方は1つではなく他にも色んなツールの組み合わせがありますが、専門性が高すぎて嫌になるのは御免なので私自身がなんとか理解できるものを使ってます。

Visual Studio

Visual Studioはマイクロソフトが提供する高機能な統合開発環境(IDE)

個人開発は無料で利用可能。

自分でコードを書けるならこれで色々やれるんでしょうね。私の場合はビルド専用マシーン。Geminiで部分修正する時もたまにはある。

VS Code

VS Codeはマイクロソフト社が開発した無料のオープンソースコードエディタ。軽量かつ高速、「拡張機能」による高いカスタマイズ性を備える。

コチラもマイクロソフト社のツールで無料利用可能。私の場合は拡張機能のCline目的で使用。見慣れたらとても使いやすい。自動でコード書き書きしてる画面を見てると近未来感を感じられます。

Cline

ClineはVS Codeの拡張機能。プログラミングから環境構築までの作業を自律的にこなす強力なアシスタントとして機能

これも無料、メチャ有り難い。プラグイン制作における頼れるエージェント。ただし頭脳(AI)は別途APIを登録する必要あり。私は激安APIであるDeepSeek V4 Flashを使用してます。

DeepSeek V4 Flash

DeepSeek V4 Flashは中国のDeepSeek社がリリースした軽量・高速・低コストに特化した大規模言語モデル(LLM)

安くてそこそこ賢くて低コスト、との事で利用してますが、看板に偽りなし。少ない資金でかなりの回数回せますしそこまでおバカじゃあない。Geminiの古いモデルよりもコッチのが結果良好でございました。

Projucer

Projucerは、音楽系アプリ開発で広く使われるC++フレームワーク「JUCE」の公式プロジェクト管理・コード生成ツール

年間の収益・資金が50,000ドル未満の場合は無料。

現在はCMakeのが主流になってるみたい。一応私も導入チャレンジしてみましたけども、難しくてよく分からなかった。頭割れる(笑)。使いやすく理解できるという2点でProjucerのが好きです。

Gemini

GeminiはGoogleが開発した次世代の対話型AI(生成AI)で、画像や動画、音楽なども生成可能。マルチモーダルな能力に優れる。

私が始めて課金したAIサブスク。画像や動画も作れるので重宝してます。プラグイン制作においては、アドバイザー的な立ち位置で私の分からない領域の事は全部丸投げしております。しかしながら不満点もチラホラ。

各ツールの使い方

流れ
  1. Geminiでアイデアなど壁打ち
  2. Projucer → Visual Studio起ち上げ
  3. VS Code + Cline(DeepSeek V4 Flash)で修正を掛けていく
  4. Visual Studioでビルド
  5. DAWで動作チェック

これぞ我が究極の形!(なう)

結構回りくどい事してて若干アナログな作業が紛れてますが私の場合はコレでいいす。CMakeなんて無理無理。理解の範囲内にあるものを使った方が精神衛生上も良くパニックにも陥らない。

1.Geminiに相談

私はGoogle AI Plusに課金しとりますので、使い勝手のいいGeminiをバリバリ活用します。まずは作りたいプラグインのイメージをGeminiに投げ、アドバイスをもらいながら具体化していきます。

そこからClineへと繋いでいくのですが、Clineへの指示文もスーパーアドバイザーGeminiにお任せ私はプロデューサー的な立場でホントにあれこれ指示するだけという(笑)。無知な現場監督なのです。

途中のエラーなどもGeminiに投げて訂正指示文を作ってもらうなど、私のプラグイン制作においてちょっと欠かせないものですね。

2.Projucer→Visual Studio

Projucerでプラグインの名前や様々な基本情報を設定すると、裏でフォルダを作ってくれます。そのままVisual Studioを起ち上げておき、コード修正後即ビルドできる状態にしておきます。

私の場合、Projucerは基本設定、Visual Studioはビルド係。私はコードを一切書けないので、コードの修正・構築はClineに全振り、Visual StudioはVST3への最終出力だけに使ってます。たまにGeminiで部分修正をしたりもしますけどね。

3.VS Code + Cline

コードはCline任せ。Cursorみたいな感じで指示をしたら勝手に考えて最終的に形にしてくれます。これは凄いです。Clineに設定する事で様々なAIを使うことができます。でもここで問題なのはAPIの利用料。

実際使ってみましたが、ClaudeやGeminiなど大手のものだとあっと言う間に数万円、なんてことにマジでなりかねない。Clineみたいな自律思考するものだと特に価格は跳ね上がりやすいみたいですね。

そこで私が選んだのはDeepSeek。中華製ということで色々懸念事項があるかもですが、こいつのコスパはマジで半端ない。軽くて賢くて安い、という牛丼並みのキャッチコピーが世界中で浸透しとります。

OpenRouter経由で最新のV4を導入。Flashだととんでもない回数使える事がやってみて分かりました。上位のProだと利用料が段違いですが、それでも格安みたいです。今時点で結構使ってますけど、まだ1ドルもいってない。

DeepSeek V4 Flashの欠点は、精度に波があること。エラー率は低いものの、たまにとんでもないものができます。

4.Visual Studioでビルド

Clineがコードを書いてくれたら最後はVisual Studioにてビルドを実行。ここで実際のVST3の中身が完成します。Projucerにて作られたフォルダの割と深い所にVST3が有りますので、DAWで読み込める場所へコピペ。

後はDAW上にて動作確認。そこでまた問題が見つかったり修正したい部分があればまたGeminiに投げてCline回す、というのが私のやり方です。ここも自動化できるみたいなのですが、トークン節約という事で自分でやってます。

実際いくら使ってるのか

今回使用してるもので有料なのは次の2つだけ。

  • Google AI Plus …1200円/月
  • OpenRouter …5ドル(約970円)※手数料0.8ドル

計2000円弱ってところ。Googleの方はプラグイン制作の為だけでなく、画像や動画生成の他、日常使いしており以前から契約はしてました。

OpenRouterはクレジット形式なので、知らない内に何万円にも膨れ上がっていた!なんてことにはなりません。「使いたい分だけ課金する」という形で、モデル毎に利用料が違い、性能の高いものほどコストが掛かります。

DeepSeek V4 Flashはマジであり得ないコスパなので個人的には満足。私のようなライトな使い方だと5ドルで1ヶ月近く保つかも知れない。一応どのサーバーを経由するとかそういう細々とした設定はちゃんとしとります。どこまで効果があるか不明ですけどね。

手数料が0.8ドルなので割と一気に課金しても良いのかもしれない。まあ今回はお試しだったんで、次回からは10ドルずつにするかも。多分DeepSeek V4 Flashなら余裕で1月イケそう。

終わりに

今回の話を簡潔にまとめると、

  • Geminiは相談相手
  • Clineはコード書いてくれる
  • DeepSeek V4 flashが安い

という事ですな。

私の場合は今Geminiが相棒なんで、Geminiがなければ絶対上手くいかないと思います。Clineも使い慣れてきて中々に良い感じです。

で、やはり最も費用がかさむのはClineにぶち込む頭脳(AI)です。DeepSeekは超安くとにかく回数回せるのが強みですね。ただCursorの高い精度を体験した身からすると、物足りない部分は確かにある。

それはもうしょうがないね。

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