…なんかそういう思考が芽生え始めた。
俺はただのボーカリスト。プロでもなんでもないパンピーな歌い手。しかし最近思うところがあるのです。
それを今回ぶつくさ話す。
ピッチ補正

ピッチコレクションプラグイン。
DTMやってるボーカリストなら皆さんご存知であろうとても有用なデジタルアイテムです。DTMプラグインとして有名なのはMelodyneとかAutoTuneとか。他にも色んな会社から製品化されてるジャンルです。
楽曲クオリティを高めてくれる非常に便利なもので、私もいくつかの製品を持ってます。
今回の記事はそういった製品を“全否定するものではありません”ので、その点は前提としてまず述べておきます。
何故に私はそう思う

なんかそこまで完璧を求める必要はないのかなぁ〜、なんて思い始めてしまったのです。そうなってしまったいくつかの理由は次の通り。複合的な要因があるのです。
- 年を食った
- 面倒くさい(笑)
- ライブ感が好きに
- AIミュージックの存在
こんな感じです。
このリスト、ちょっとおふざけしてる様に見えててゴメンよぉ〜。でも大マジ事実なのでさ。
ではでは、一つずつじっくりと語りましょうぞ。
理由を語ろう

年をとった
もしかしたらいくつかある様に見える原因も、コレ1つで済ませられる話なのかもしれない。
若い頃とかキャリアの浅い時期は、自分で創りプレイする音楽は、より良く、より素晴らしい作品にしたい、という気持ちはメチャクチャ強かった。それは目指すべき場所が“プロ”という高みにあったし、本気で音楽に取り組む人間ならば当然の思考です。
所謂「完璧主義」。
この完璧を求める気持ちがなくなる、というか、緩和されてきた感覚があるんです。年を経るにつれて環境も思考も変化し、何より時代が大きく変遷。プロアマの境界線が薄まり、表現の場も自由度も高くなっている現代、自分が納得いけばそれでいいんじゃない?みたいな心持ちではあります。
面倒くさい
これも先の話しに繋がるのですが、Melodyneなどを使ってハズレた音程を綿密に補正する作業はクオリティを上げる為に行う訳です。より完璧なものへと近づける為に。
この頑張る作業、もう面倒くさい(笑)。
できるだけ楽をしようと私もリアルタイム補正等色々試しましたが、思うような効果は正直得られない。使うにしても、気持ち軽く掛けとくか〜、みたいな感じでお守り代わりに使ってますね。
で、そもそも、私は自分の歌を寸分違わぬ音程感にしたいかと言えば、今はそうではないんですよね。多少のズレも愛しましょうか(笑)というスタイルにチェンジしてきておるのです。だってノンプロだもん。
ライブ感がイイ
カッケェ言葉だな。でもでも、そんなたいした話しではなく、生歌録りのサウンドも悪くないな、と思い始めているのですよ。あるがままの無加工品の方が好きというか、楽というか(笑)。
所詮元は俺なんで、軽く化粧した程度じゃそんな変わらん気もしますしね。しっかり準備してレコーディングする際も、1コーラスくらいはファーストテイク的に録る方が好みです。ちょっぴりこだわって何回も歌うハメになったりもしますけど。
自分の立ち位置が“プロ”という所にある訳では無いですし、音楽を発信する場は今や沢山ある。昔と比べて実に気軽に音楽活動していけてるのです。ただ楽しんでる感じ。
AIミュージック

こういう考えに至った、私の背中をダメ押しした最後の原因がAIミュージックの存在。
Sunoがヤバい。使ったことありますか?
無料でも楽曲の生成はできるので、一度インスト曲を生成したのですがただただ驚いた。そこから著名な方の解説動画をチラ見したらボーカルさえもあり得ないほど人間味に溢れとる。
私は腐ってもボーカリスト。AIの歌声にはため息しか出ず。もうここまで来てるのだというのが素直な感想で、驚きと寂しさが同居したそんな微妙な感じ。
AIの歌、メロディとかもう完璧じゃないですか?こんなのその内トップボーカリスト以外は淘汰されていく気がします。スキル的な部分では中途半端なレベルの人間は絶対勝てませんもの(涙)。
だから、ですよ。私が「完璧」を求める事を止めたのは。「不完全」で在りたい、それでもいい、と本気で思ってますからね今は。
何を表現するか?
素晴らしい音楽。パーフェクトなボーカル。そのどちらでもなく、私の答えは「私自身」。私は私を表現すればいいのだ。下手でも音楽演るのん好きだし、歌うのもずっと好きなんですから。
だからパンピーな私が自分を表現する為に、完璧なボーカルやミックスがそこまで重要度の高いものではなくなってきた、って訳ですな。私は不完全。でもそれでいい。人間にしか出せない味。
まとめます
…最後は少し熱く色々語りはしましたが、こだわりがない事はないのよ(笑)。歌Recの時はそら何度も録り直ししてますからね。自分の納得ラインはしっかりあるつもりなので。
でも、若者はこの思考を持つのは早すぎると思うので、自分が若いと思う方はただ我武者羅に高みを目指してもらいたい。向上心がないと道も生まれない。可能性という宝を大切にしてちょ。
私は私で出来ることをやるだけですね。皆様も是非是非良き音楽ライフをお過ごし下され。

