【PC変更】DTMプラグインライセンス問題あれこれ

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マイ自作PCパワーアップ計画発動!

ということでこの度PCの構成を変えました。パーツ交換なので厳密には買い替えとは違いますが、根本的には同じ事です。

DTM系のデジタル製品は、PCを変えるとライセンスの移行を行わないと継続して使う事が出来なくなるものが多いです。

その辺りのことを全く考えず勢いに任せて構成変更しちゃったんで、結構大変な事になってもうたような、割とそうでもないような(笑)。

…今回はPC変更に伴うDTM系ライセンス移行について、上手くいったものとそうでなかったもの、面倒な作業を強いられたものなどつらつらと語らせていただきます。

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はじめに

パーツ交換

  • CPUをIntelからAMDに交換
  • マザーボードの交換
  • AMDがダメでIntelに再交換

私が今回やったのはPCのグレードアップ。CPUをより高性能なものにしたくて現在の市場相場を調査した結果、AMDの方がコスパに優れていると判断し大胆な構成変更を決断・実行。

マザーボードという基板を変える行為はPCを変える事とまあ同じ事。よってデジタル製品のライセンス移行という作業は必須になる訳です。これはDTM関連製品だけに限った話ではないですけどね。

PCトラブる

結果から言いますと、AMD構成ではPCがまともに動作せず。色々と足掻いてはみたもののどの方法も効果はなく、最後はOSが立ち上がらずBSODループから抜け出せず。

ま、何かしら原因があるんでしょうが、特定する事は出来ませんでした。…と言うことで再びIntelで組み直す事に。

新たに第14世代(コレはコレで問題抱えてる)のCPUでセットアップし、無事に安定稼働させる事に成功。ようやく本記事を本格的に書くことが出来るようになりました。

大事なこと

今回チェックするのは手持ちのプラグインなんですが、有名どころから割とマニアックなところまで、結構数がございました。「安ければ取り敢えず買う」という行為を繰り返した結果、その様な事になっちまったのだ。

で今回なによりも私が伝えたいことは、

ライセンスの移行作業は最優先にやれ!

ハイこれ。

PC買い替え前に、パーツ交換前に、必ず古いPC側で移行作業を済ませておくのが鉄則です。私みたく何とかなるやろ!精神で突っ走ると後悔すること間違いなし。

ilokについて

ilokはヤバい

基本的にはilokでライセンス管理すると非常に便利です。ちゃんとすれば移行手続きも楽。でもPC変えた後に色々しようとすると結構メンドーな事になります。

ilokのディアクティベーション(ライセンスの解除)は、ライセンス登録したPCじゃないと出来ません新しいPC側だと「お願い!解除して!」という申請をするしかなく、お許しを頂けたブランドの製品からライセンスの移行作業に移れるようになります。

申請受理の連絡は各ブランド毎にメールで来るので、受信ボックスが大変な事になります(笑)。多くのブランドはすぐに申請OKしてくれましたが、中には全くお返事を頂けないところもあるですよぉ。

アクティベート回数が残ってるものは最悪まぁ良しとして、そうじゃない場合は使えなくなる事を意味します。事実、2ヶ月経っても返事ないとこあります。1ヶ月後にOKしてくれたとこもあったなぁ。

ilok要注意メーカー

BlackstarのSt.James Suitesのライセンス管理をilokで行っているのですが、ilokのReset Requestをして2ヶ月以上経って音沙汰なし。公式でReedmeコードを打とうにも打ち込めない。

アクティベート回数が3回なので、まだ何とか使えますが、今回でSuitesの方は使い切りました。単体はまだ3回ずつ残ってるのでまあ良いっちゃあ良いですけど、なんか、ねぇ。

Nembrini Audioも同じくReset Request無反応状態で、今のところアクティベート回数を消費するしかありません。どちらも好きなメーカーなので、なんだか悲しいです。

Wavesについて

Wavesの場合、ライセンスを移行する手順はWaves Centralで割と簡単に出来ますが、移行は1年に1回しか行えないという制限があります。マジ知らなかった(笑)。

実は私、ここ最近2度の引っ越しをしていて、なんか記憶にないんですが1度目の引っ越しの時にライセンスの移行をしてたみたい。で、まだ1年経ってないという事で、来年の1月まで使えなくなりました(涙)。

う〜ん、Waves、実際お布施システム健在ですし、結構融通効かない気がしてきたゾ。なんで、このまま使わなくなるかも…。

好きなメーカーなのは間違いないんですけどね。VSTフォルダーにV○○というデータが増え続けるのもなんか嫌だし。

移行が簡単なメーカー

それではようやく本題。まずはPCを変えてからのライセンス移行が問題なく行えたプラグインメーカーから。一つづつ言及していったらキリがないので簡単にまとめました。何となくアルファベット順に並べ、備考欄もまあ適当で緩い感じ記載です。

メーカー備考
AAS
Anwida
Acusticaファイル多すぎ
Boz
BFD Drums製品起動に時間が掛かるように
Celemony
DAACI
D.J.SwivelSwivel Audioに改名。
Plugin Allianceに加わりましたね!
Focusrite
IK Multimediaオーサライズ10回可能
Kazrog
Kiive Audio
Kit Plugin
Klevgrand
Leapwing
LiquidSonics
Music Hack月回数制限
MeldaProductionプラグインフォルダ自動作成で被る
Modartt
Nugenilokリセット約1ヶ月かかった
Overloud
Positive Grid
PSP
Plugin Alliance公式で簡単に
Rob Papenオフラインアクティベートも出来て便利
Sonibleシリアル式で簡単
他所で買ったものは公式には非表示
Softube
Session Loops
SSL
Steven Slate Drums
Twonotes
Toontrack
THR
UADUAconnectでサクッと
Voosteq

執筆以降、各社ライセンス管理方式の変更などあるかもしれませんし、その時の環境及び状況が影響するかもしれません。そこはご留意下さい。

移行要注意メーカー

では次に、移行の際何かしらトラブったプラグインメーカーを挙げていきます。中には使えなくなったものもあります!でもでも、失ったら失ったで別に困らないという事に気づかされた(笑)。

メーカー備考
Blackstarilokリセット応答なし
アクティベート回数3回
公式サイトが部門ごとに複数存在、わかりにくい
Bogren公式で再ダウンロード不可
購入先やメールでシリアルを確認
D16VST2読み込まない
Drumforgeダウンロード期限と回数あり、要バックアップ
DrumTree再ダウンロード不可
バックアップ無かったら詰んでいた
要バックアップ!
JST公式にライセンス周りの情報が一切なく、メールは大事に残しておく事
ダウンロードリンクのリセットはお願い出来そう
Korg旧製品の場合、SoftwarePassが全く使えない。
オフライン認証後、手動ダウンロード。
メールやプロダクトコードがないと詰むのは確実
Native InstrumentsKontakt周りのエラーは健在。昔からそう。
8プレーヤーだと音源読み込めず、6フルはインストール出来ず。
しばらく放置後、再トライで6はOK。
Nembrini Audioilokリセット応答なし。回数消費中。
Nomad FactoryManageからダイレクトコピー推奨
Nuro Audio公式にライセンス周りの情報が一切ない。メールにもない。
シリアルコードは購入後の画面にしかなくスクショ必須。
アクティベート回数も多分2回。使えなくなった。
SpectraSonicsパスワードリセットが面倒。
Omni1はダウンロード不可。Trilianは大丈夫。
Sonnoxログインに新旧がある。非常に面倒臭い。
SynthMaster公式ログインにシリアルが必要。コピペ出来るようにしといた方が良い。
UVI容量がデカく、ダウンロードに時間がかかる。
Workstationが使いにくくなった。
UJAMUJAM公式インストーラーがクソ遅い。あげくエラーを吐く。
個別ダウンロード推奨
Wave Arts旧製品はダメ
Waves年1の移行回数制限。
来年まで使えなくなった。

今回トラブったメーカー結構ありましたが、端的に言うと融通が利かない感じ。ダウンロードリンクやシリアルの確認がサイト上で出来ない所が割と多く、購入時のメールの保存やデータのバックアップは必須ですね。使えなくなったものは、…もういいや。

使わなくなったメーカー

特別編。ここはちょっと個人的な話しをさせていただきます。買ったはいいが使わなくなっちゃったプラグインメーカーを挙げときます。忖度なんて俺はしねぇ。でも個人の意見ですからね(笑)。

メーカー備考
Best Serviceアクティベート回数が少なすぎて使えなくなり、
見切りを付けた。
音源結構買ったんすけどねぇ~。
fabfilter2とか3とか次々出るのでキリがないと判断。
私的な好き嫌い(笑)。
別名なら気持ち的にも違うのに。
u-heあんま使わないので。
操作が少し難しい。
SynchroArtsMelodyne のが良きと判断。
Neunaber AudioWet Reverberatorというリバーブ。
他に使いやすいものがあるので。
今はQuilter製品。
Tone Empire今回私を苦しめたであろうメーカー。
PC破壊の容疑でもう絶交。
怖いのでもう使うことはない。

注意点

バックアップ

「PCが突然壊れた」

そんな事態を想定しバックアップを取っておくのは当たり前なんですが、SSDなりHDDなり容量の問題もありますし、データ整理にも金が掛かりますよねぇ。音源は特に容量食いますから大変ですわ。

更に製品自体アプデされていくのでバックアップしたものが意味ないものになってる事も結構あります。今回の私の場合UVIがそうでした。バックアップデータからのアプデと新規再インストールの時間がほぼ同じでしたので(汗)。

専用インストーラーがある製品は多分大丈夫じゃないかなぁ。ディスコンとかになる場合もあるので絶対安全とは言い切れませんけど。

ただコレだけは断言できる。

購入時のメールやシリアルは絶対保存!

私自身、DTM系のそういった類のものはずっと大事に保存・保管してきており、今回事なきを得た製品は結構ありました。

また、メールに記載されているダウンロードリンクは使えなくなってる場合が多いので、そういうのはダウンロードしたファイル自体バックアップしておいた方がよいかと思います。

では終わりに。

今回大失敗したことには違いないんですが、それはそれで一旦リセットできたと思考を切り替えれば気分はスッキリ爽快。更に今後気を付けられるように当記事を作成出来た訳ですから、結果オーライってなもんです(笑)。

融通が利いたりライセンス管理体制がしっかりしているメーカーの洗い出しが出来たのは大変でしたが大きな収穫でした。今回ノントラブル移行できたメーカーは好きになりましたよマジで。

逆に使えなくなった製品もいくつかありますが、多分英語でサポートに連絡すれば何とかしてくれる可能性は高いと思います。私は面倒くさいし多分今後あまり使わないと判断したのでしませんけど…。

はぁ~、でももうこんな面倒くさいのは二度とごめんだぁ。なので私自身早速バックアップを完了させております。今あるものは大丈夫。そして今後も気を付ける!

…にしても画像をAIで作成出来るようになって凄く楽になりました。ただ私は未熟なので、整合性が取れてない場合も多す。でも猫カワユス(笑)。

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