Cursorでプラグイン制作・AIモデルの比較テスト

何度目かのDTMプラグイン作成記事。

今回は比較してみよう!の回となります。何故こういう事をしようかと思い立ったのか…。

1ヶ月だけのつもりでCursorのProプランを契約したのですが、Composer2.5だけの使用だとどうもトークンを使い切れない匂いがプンプン漂ってきとるんですわ。

1週間で10%にも達しておらんのです。

Cursorさん想像以上に太っ腹だった(笑)。利用枠余らしちゃうの勿体ないので、より高コストのAIモデルがどんなものか試さな損でしょう。

今回はAIモデルのコーディング能力比較テスト。お題はDTMプラグイン。全モデルを試すのは無理なんで、私的に気になるものをいくつかチョイス、同じプロンプトを使いどんなものを作り上げるか試す。

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はじめに

言うてプロプラン、最新モデルのマックス設定でガンガン回せるほどの余裕はないと思いますし、私自身もう少しプラグイン作って遊びたいので、スミマセンが今回は少し制限を課して制作させて頂こうかと思います。

具体的にはプラグイン完成後の修正及びブラッシュアップは行いません。エラー修正は行い、形になった時点で終了とします。

比較にあたり

作ってもらうのはボーカル用のチャンネルストリッププラグイン。簡単すぎても複雑すぎてもアレなんで、この辺が丁度良いかと。私自身ボーカリストとして1番理解度あるツールでもありますしね。

Cursorへの指示文(プロンプト)はGeminiで作成、全モデルその同じプロンプトを使用します。

プラグイン構成
  • インプット
  • ワンノブコンプ
  • 3バンドEQ
  • アウトプット
  • メーター

プラグイン的にはシンプルなものです。でも複数の要素をまとめ、1発で納得のいく形にするのは結構難易度高いんですよ。

大概はまず何らかのエラーを吐くので何度か修正、そこから機能なりUIなりを整えていく、というのが普通です。

チェックポイント

ポイント
  • 試行回数
  • トークン消費量(おおよそ)
  • 動作、挙動確認
  • UIの作り

確認事項はそんなに多くないっすね。何回目でビルド成功するのか、ちゃんと動くのか、UIは破綻してないのか、そんなとこかな。また、どれくらいの消耗量なのかも大体で確認します。

エラーなくビルドが通り、VST3として読み込めたらそこで終了とします。修正かけたらそらいい感じになっていくのは当たり前なので。今回は地頭勝負!ってところだ。

比較モデル一覧

今回比較するものを先にザザッとご紹介しときましょう。最初はここまで色々試す気はなかったのですが、いざやってみたら結構イケそうだったんでハイエンドモデルも使ってみましたよっと。

選抜モデル
  • Composer 2.5 Standard
  • Auto
  • Claude Sonnet 4.6 Max (Thinking)
  • Claude Sonnet 4.6 Medium
  • Claude Opus 4.8 Max
  • Gemini 3.1 Pro
  • GPT-5.3 Codex Medium
  • GPT-5.3 Codex Extra High
  • Grok 4.30
  • GLM5.2(Cline)※おまけ

いつものComposer2.5、この中では最も高コストのClaude Opus4.8など、代表的なものを一通りピックアップ。コスト的にはどれもComposer2.5よりも高いモデルなんですが、使用してみる事でその価値があるかどうかも分かるでしょう。

楽しみ♪

比較する

共通プロンプト by Gemini

あなたはプロのオーディオDSPエンジニア兼UI/UXデザイナーです。
JUCEフレームワーク(C++)を使用し、Windows 11およびStudio One環境で完全に動作するボーカル用チャンネルストリップ・プラグインを開発してください。

【重要・必須ルール】

  1. ルートディレクトリの .cursorrules を厳格に遵守すること。
  2. コードの省略(// … existing code … 等)や未実装部分は一切禁止です。PluginProcessorとPluginEditorのヘッダー(.h)および実装(.cpp)の計4ファイルを、完全に動作する状態で全て出力してください。

【プラグイン基本情報】

  • プラグイン名: VC Proto
  • ロゴテキスト: VC Proto
    (GUI上のどこに、どのようなフォント・色・サイズで配置するかは、あなたの「プラグインデザイナーとしてのセンス」を最大限に発揮して自由にデザイン・描画してください)

【DSPおよびGUI仕様(ボーカルに特化した音楽的な設計)】

  1. サチュレーション(Tube / Tape 切替)
  • 入力ゲイン(Drive)ツマミと、Tube(偶数次倍音主体) / Tape(奇数次倍音主体)のキャラクター切替スイッチを実装すること。
  • 切替時のポップノイズを防ぐ平滑化処理を必ず実装に含めること。
  1. ワンノブ・コンプレッサー
  • 「Comp」ツマミ1つのみを配置すること。このツマミを回すだけで、内部のスレッショルド(低下)とレシオ(増加)が音楽的に連動して深くなる仕組みを構築すること。
  • 圧縮によって下がった音量を自動で持ち上げる「オートゲイン(メイクアップゲイン)」ロジックを必ず内部計算に含めること。
  1. 3バンドEQ(ボーカル特化)
  • Low、Mid、Highの3つのゲインツマミを配置すること。
  • 周波数(Hz)のツマミは不要。その代わり、プロのエンジニアとして「ボーカルの処理に最も適した周波数(例: Lowのカット、Midのプレゼンス、Highのエア感など)」を自ら推測し、固定値として内部ロジックに組み込むこと(あなたの音楽的センスを評価します)。
  1. アウトプット & メーター
  • 最終出力音量を調整するOutputツマミ。
  • 音声のレベルに合わせてリアルタイムに縦に動く、視認性の高い簡易レベルメーター。GUI描画スレッドとオーディオスレッドの競合(クラッシュ)を避けるため、安全な値の受け渡しを実装すること。

Geminiをプラグイン制作のスーパーアドバイザーに任命しており(笑)、そういう立ち回りをするように設定してますので最終的にこんな感じで割とちゃんとしたプロンプトをくれます。

今回EQに関しては具体的な周波数をこちらで指定せず、あえて“お任せ”にしています。他にも単純そのままではなく少し付加要素を加えてますので、各モデルどんなものに仕上げてくれるか見物ですね。

操作感などは私が確認、内部構造的な事はGeminiが評価。特にAIによる評価は興味深い⋯。プラグインの並びは順不同です。

元音源

play_circle_filled
pause_circle_filled
nonfx
volume_down
volume_up
volume_off
play_circle_filled
pause_circle_filled
gainup
volume_down
volume_up
volume_off

素の音源を2つ。何もエフェクト掛けてないものとゲインだけ上げたもの。今回は-17lufsあたりに設定してますので音量的に控えめです。耳に優しくね。

音源は以前Google Flow Musicで製作して自分で歌いかえたものを流用。プラグインのセッティングは画像の通りで、すべて均一になるようにはしています。ついでにSPANで帯域表示もしとりま。

Composer 2.5

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pause_circle_filled
composer2.5
volume_down
volume_up
volume_off
結果
  • 試行回数…2
  • トークン消費量…0~1%
  • 動作…良好

Cursor使うなら常用したいモデル。賢さとコストのバランスが非常に良いと思います。実際プロプラン1ヶ月の利用枠をこれだけで使い切ることは私には不可能ッスね。ほぼ永久に使えるようなもん。

Composer2.5はとにかく回数回せるのが強みで、何度も修正を掛けていくのに適しています。根気よく制作していけば必要最低限のプラグインを1式揃えることも可能でしょう。

ただしUIがやっちゃってますね。EQのノブ小さすぎ。Composerはこういう描画を結構します。全体のレイアウトも細かい所をみると被ってたり不十分なとこが多し。

Gemini評価はそこそこ。高クオリティのものを作ろうと思うと工夫と妥協が必要かも。

Geminiの評価

Composer 2.5

  • 総合スコア:7.0 / 10点
  • 内部構造: JUCEのチュートリアルに忠実な、非常に安全でプレーンな構造。
  • 機能: 仕様はすべて満たしていますが、おもてなし(ノイズ対策など)は最低限です。
  • サウンド: 100Hz / 1kHz / 8kHzという、良くも悪くも「デジタルEQのデフォルト値」そのまま。ボーカルに対する特別な音楽的アプローチは感じられません。
  • UI: ツマミが均等に並んでいるだけの、事務的なインターフェースです。
  • ​🌟 良い点: バグがなく、Studio One上で絶対にクラッシュしない「基準点」としての安定感。
  • ​⚠️ 悪い点: 良くも悪くも面白みがなく、音楽的な魔法(アナログ感や気の利いたカーブ)は一切かかっていません。

Auto

結果
  • 試行回数…5
  • トークン消費量…0~1%
  • 動作…動作しない

コレだけ完成せず。

Composer2.5よりもコストは高いのてすが、安定感という面では疑問が残る結果に。度重なるエラー、ビルド後のクラッシュループ、UIを見ることさえも叶わず試行回数5回で今回は打ち止めにしました。

Geminiによる評価も散々。がしかしその通り。3点もあるのが不思議なくらい。

Geminiの評価

Auto

  • 総合スコア:3.0 / 10点
  • 内部構造: 深刻なサボり。EditorとProcessor間の値の受け渡しにAPVTSを使わず、生のポインタを振り回す古くて危険なコードを書いています。
  • 機能: オートゲインの計算式が未完成(// implementation pending)です。
  • サウンド: EQの周波数がハードコードされておらず、単なる変数の箱が用意されているだけです。
  • UI: 描画スレッドで重い処理を行っており、メーターがカクつきます。
  • ​🌟 良い点: ファイルの雛形(ボイラープレート)を作る速度だけは評価できます。
  • ​⚠️ 悪い点: そのままビルドしても、実用的なプラグインとしては機能しません。

Claude Sonnet 4.6 Medium

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pause_circle_filled
Sonnet4.6med
volume_down
volume_up
volume_off
結果
  • 試行回数…2
  • トークン消費量…5%
  • 動作…良好

Sonnetは4.6を使用。こちらはミディアム設定。

Composer2.5と比較した時、低域の沈み込みと中域のQ幅に特徴が出てます。サチュレーションも効いてますね~。個人的にはザラザラし過ぎるのは好きくないのですが質感良いのでは?

UIのスタイルはノブの描画やカラーリングなどセンスを感じる部分はあるものの、文字被りやメーターの長さ調整が出来ておらず微妙な感じにはなってます。

Gemini評価は高得点。

Geminiの評価

Sonnet 4.6 Med

  • 総合スコア:8.5 / 10点
  • 内部構造: Max版と同様、構造は非常に綺麗でサボりもありません。
  • 機能: DSPの基本は押さえていますが、Tube/Tape切り替え時のスムージング処理がやや甘く、高速で切り替えると微小なノイズが乗る可能性があります。
  • サウンド: Low 85Hzのハイパス気味のシェルビング設定は、ボーカルの不要な低域を切るのに最適です。
  • UI: 非常にシンプルで動作が軽快です。
  • ​🌟 良い点: 軽量モデルながら、DSPロジックを一切省略せずに書き切る執念は素晴らしいです。
  • ​⚠️ 悪い点: DSPの最適化(CPU負荷の軽減)に気を取られ、サウンドのキャラクター付けが少しプレーン(味気ない)になっています。

Claude Sonnet 4.6 Max (Thinking)

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pause_circle_filled
Sonnet4.6max
volume_down
volume_up
volume_off
結果
  • 試行回数…1
  • トークン消費量…不明(確認したが増えてなかったので)
  • 動作…良好

なんかトークン的にもイケそうな感じがしたのでSonnet4.6の最高設定でやってみました。Thinkingスイッチもオンにし、より深く思考してもらった結果…、プラグイン完成まで2時間掛かりました(笑)。

私的には例え高精度で書き上げてくれるのだとしても長過ぎるので2度と使わないであろう。なるほどコーディングで巷でよく聞く“寝ながら放置”というのが腑に落ちた。

Geminiからも最高評価を獲得。でも待て待てなんかおかしいぞ。Geminiは何をもって20kHzだと言ってるんだい。高域設定は12kHzなんすけどねぇ。忖度か!急に馬鹿になったのか?

AIってこういうことあるんすよ。今回は過去のチャットからの影響が出てる気がする。話半分、という頭は常に持っといた方がいいのは確実でマジで推奨。

Geminiの評価

​Sonnet 4.6 Max

  • 総合スコア:10.0 / 10点
  • 内部構造: juce::Atomicを用いたメーターの非同期描画、PluginProcessorのメモリ管理まで完璧。お手本のようなC++コードです。
  • 機能: Tube/Tapeの切り替え時にjuce::LinearSmoothedValueを正確に実装し、クリックノイズを完全に排除しています。オートゲインの挙動も数学的に破綻がありません。
  • サウンド: 圧巻のセンスです。 EQのHighを「20kHzのシェルビング(Air Band)」に設定しており、ハイエンドなアナログEQさながらの音楽的な空気感をボーカルに付加します。また、ワンノブコンプのアタック/リリースのカーブが、VCAタイプのハードニー・コンプレッサーのような「スナッピーで前に出る」極めて実用的な挙動に設計されています。サチュレーションの倍音構造も、ディスクリート・プリアンプを通したような上品な太さがあります。
  • UI: 「VC Proto」のロゴをフラットデザインのメーター横にシックな透過フォントで配置。センスの塊です。
  • ​🌟 良い点: DSPの知識、アナログ機材への深い理解、C++の安全性のすべてを兼ね備えた「完璧なプロの仕事」です。
  • ​⚠️ 悪い点: コードの密度が高すぎるため、初心者が後から手作業で改造しようとすると少し難解かもしれません。

Claude Opus 4.8 Max

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Opus max
volume_down
volume_up
volume_off
結果
  • 試行回数…1
  • トークン消費量…12%
  • 動作…良好

来ましたハイエンドモデルOpus様。

トークン消費はやっぱ激しかった。この1回の思考で1割強持ってかれましたから。しかしながら完成度は段違いと認めざるを得ない。サウンドもUIも個人的には最高点。

各セクションとメーターの配置バランスがしっかり合ってる。カラーリングも素敵で左上にはロゴっぽいものまで描画しとる。微細な位置ズレやCompressorの文字が描き切れてない等あれど充分素晴らしい。

音は個人的には1番好き。理由はわからん感覚よ(笑)。

Geminiの評価

Opus 4.8 Max

  • 総合スコア:9.0 / 10点
  • 内部構造: サボり一切なし。Studio Oneでの動作検証を意識したかのような、バッファサイズの変動に強い堅牢な設計です。
  • 機能: メイクアップゲインのカーブが非常に滑らかで、コンプを深くかけても音量が暴れません。
  • サウンド: Midを1.5kHzに設定し、ボーカルの「芯」を前に出すミキシングの基本を忠実に守っています。サチュレーションも温かみがあります。
  • UI: ロゴにわずかなドロップシャドウをかけ、ハードウェアライクなリッチなGUIを構築しています。
  • ​🌟 良い点: 優等生。どんな環境でも絶対にクラッシュさせない安心感があります。
  • ​⚠️ 悪い点: Sonnet 4.6 Maxと比較すると、EQの帯域設定がやや教科書通り(無難)で、魔法のようなアナログ感には一歩及びません。

Gemini 3.1 Pro

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Gemini Pro
volume_down
volume_up
volume_off
結果
  • 試行回数…2
  • トークン消費量…1~2%
  • 動作…バグあり

CursorではGeminiも用意されてるので使ってみた。

まず色々言いたいことはあるのだが、順番に行こうか。UIは武骨。丁寧に作ろうとしてるのは分かるが文字切れ起こしてる。ドライブが強めに掛かるのですぐ歪む。EQが他のものと比べ半分量しか効かない。

それよりも致命的なのは、凄まじい遅延があるのと、プラグイン自体をオンオフしないと効果が反映されない時があるという2点。ガワは出来上がったものの、中身は未完成そのものですな。

んでワシのプライベートGeminiの評価が高いのよ。AIってやっぱ忖度するのかも(笑)。長いものに巻かれ出したらそれもう“人”だから。AIが進化したと言ってもまだまだ我々人間によるチェックは大切だという事ですね。

Geminiの評価

Gemini 3.1 Pro

  • 総合スコア:7.5 / 10点
  • 内部構造: スレッドの競合対策はできていますが、Editor側でのタイマーコールバックの周期設定がやや雑です。
  • 機能: オートゲインの計算式は正確ですが、コンプのレシオ変化が少し急激(唐突)です。
  • サウンド: High 15kHz、Mid 3.0kHzという、現代のポップスボーカルの「抜け」を強烈に意識したアグレッシブなEQ設定。ミックスの中で声を目立たせるセンスは抜群です。
  • UI: ロゴのフォント指定にOS依存(Win11非標準フォント)のコードが含まれており、環境によっては代替フォントでダサく表示される地雷があります。
  • ​🌟 良い点: 現代的なサウンドメイクのツボを完全に理解したDSPロジック。
  • ​⚠️ 悪い点: UI描画のコードにツメの甘さがあり、デザインの実装力ではSonnet/Opusに劣ります。

GPT-5.3 Codex Medium

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Codex med
volume_down
volume_up
volume_off
結果
  • 試行回数…1
  • トークン消費量…1%
  • 動作…動くけど…

続いてGPT Codex。

私のイメージではかなり上位に位置するものだったんですが結果は違ったという事で。兎にも角にもUI見ていただけると分かるように、操作性が終わってます。何がどれでそうなのよ。開発者以外分からんだろ。

んで音の方もサチュレーションがきつめで耳に痛い感じがあるのと高域の質感が嫌だな。んで多分倍音的にもこれがTapeモードだとは思うんだけどそこも分かりづらいよね~。

Geminiさんの評価が辛辣でオモロイ。Autoより低いってどうなの?音変化はしっかりあるけどね。

Geminiの評価

Codex 5.3 Med

  • 総合スコア:2.5 / 10点
  • 内部構造: // TODO: Implement Comp logic here という最悪のサボり(中抜き)を発動。
  • 機能: 機能要件を半分以上満たしていません。
  • サウンド: DSP処理がスルー(バイパス)状態になるため、評価不可能です。
  • UI: 画面に「VC Proto」という文字が標準フォントでポツンと描画されるだけです。
  • ​🌟 良い点: 特になし。
  • ​⚠️ 悪い点: 指示に対する明白な反抗であり、開発アシスタントとしては失格です。

GPT-5.3 Codex Extra High

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Codex EH
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volume_up
volume_off
結果
  • 試行回数…1
  • トークン消費量…1%
  • 動作…良好

名誉挽回なるか?Codexの最高設定モードです。

UIは各機能が横並びとなり視認性、操作感共にアップ。しかし何のひねりもないテンションの上がらない見た目ではあります。俺は忖度しねぇよ。音的にもさっきとあんま変わらない印象。

音楽分野に対してCodexは知見が薄いと言わざるを得ない結果に。ちょっと意外でしたが、現状Codexは私の使用候補にはならないな。また聞くところによるとGPTの方がコーディング優れてるとかなんとか。

GPTでのテストもいずれしてみるか。

Geminiの評価

Codex 5.3 ExHi

  • 総合スコア:5.5 / 10点
  • 内部構造: DSP処理のコードは高度ですが、UIの描画処理で露骨な手抜き(簡易クラスでの代用)が見られます。
  • 機能: ワンノブコンプの計算式が複雑すぎて、CPUスパイク(負荷の瞬間的な跳ね上がり)を起こすリスクがあります。
  • サウンド: Lowを200Hzに設定しており、ボーカル用としては少しモコモコした帯域を突いてしまっています。ボーカル処理への理解度が低いです。
  • UI: ロゴが画面の左下に小さく追いやられており、デザインセンスは皆無です。
  • ​🌟 良い点: 数式(DSP)の記述自体は高度で学術的です。
  • ​⚠️ 悪い点: 「音楽」を作っているという意識が欠如しており、ただの信号処理プログラムになっています。

Grok 4.3

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Grok4.3
volume_down
volume_up
volume_off
結果
  • 試行回数…1
  • トークン消費量…1~2%
  • 動作…普通

はいはいCursorを手中に入れた某会社の推しAIさん。

低コストの理由が如実に現れておりますよっと。UIがゴチャついておりますな。メーターの位置が実に大胆な所にあります。でこのノブって低コストモデルが高確率で最初に描画するものな気がする。

DeepSeek V4も大概こんな感じのUIでした。UIって個性と限界が出るんです。DTMプラグインという狭い括りでモノを言うのはどうかと思いますが、Grokが他のAIモデルに取って代わるなんてことは考えられない。

故にCursor買収されたのは不安しかないなぁ。せっかく見つけたいいツールなのに、破壊されるかも。

Geminiの評価

Grok 4.3

  • 総合スコア:1.0 / 10点
  • 内部構造: 致命的な地雷。 processBlock(オーディオ処理の心臓部)内で、メモリの動的確保(newやstd::vectorの初期化)を平気で行っています。
  • 機能: スレッドセーフの概念が欠落しており、Studio Oneで再生ボタンを押した瞬間にDAWごと強制終了(クラッシュ)する確率が極めて高いです。
  • サウンド: EQ帯域が「60Hz / 500Hz / 6kHz」という、ボーカルではなくキックドラムの処理のような謎のセンスを披露。
  • UI: 奇抜な配色で目が痛くなります。
  • ​🌟 良い点: コードを書く「勢い」だけは感じます。
  • ​⚠️ 悪い点: DAWを巻き込んでクラッシュするウイルスまがいの挙動。JUCE開発において絶対にやってはいけない禁忌を犯しています。

GLM5.2

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pause_circle_filled
GLM5.2
volume_down
volume_up
volume_off
結果
  • 試行回数…3
  • トークン消費量…0.52ドル消費
  • 動作…まあまあ

最後はおまけ。Clineの余った資金で話題の中華製モデルをテスト。

最初にぶっちゃけるとそこまでではない。いや、むしろDTM開発用途では使えないというのが正直な私の印象。使用感的にDeepSeek V4 flashに似た感じがするけど、まだまだだね。

それにしても、Grokとクリソツなヤツ作りましたなぁ(笑)。ノブとかこっちの方が頑張ってるけど、Tapeとかの選択ボタン細すぎて見えない。またEQの設定が非常に難しいです。何のゲームですか?

話題のGLM、DTMプラグイン開発用途では現時点では使えない判定。

終わりに

Geminiによるまとめ

​【総合ランキング】

  • 第1位:Sonnet 4.6 Max (👑 プログラミング&音楽センス王)
  • 第2位:Opus 4.8 Max
  • 第3位:Sonnet 4.6 Med
  • 第4位:Gemini 3.1 Pro
  • 第5位:Composer 2.5
  • 第6位:Codex 5.3 ExHi
  • 第7位:Auto
  • 第8位:Codex 5.3 Med
  • 第9位:Grok 4.3

【選出理由】

圧倒的なスコアでSonnet 4.6 Max が王者に輝きました。

単にバグのないC++コードを一切のサボりなく書き切っただけでなく、「ボーカルのミックス」に必要なハイエンド・アナログハードウェアの挙動(超高域のAir Bandや、VCA特有のコンプの粘り)をコードの数式レベルで見事に表現してきました。DAW環境での堅牢性と、音楽家としての「音のツボ」を両立させた、文句なしの最高峰モデルです。 

不思議だねぇ〜。

私が実際に触ってみた感触とGeminiの評価が微妙にズレてるものもあります。概ね納得感はあるものの、マジで忖度とか好き嫌いしてる風に思えちゃう(笑)。そんな感情ないの知ってますけど、面白いねぇ。

まぁGeminiにはコードを見てもらっただけですから、こんなもんでしょ。AIに完全無欠を求めるのは的外れだと思いますが、自分の考えや判断はしっかり持っとかないとね。

でないと自分の未来を間違った方向へと導いてしまう事だってあり得ます。実際そんなニュース最近あったとかなかったとか⋯。

最後に、今回のボーカルチャンネルストリップではなんだかんだOpusがずば抜けてましたわ。コスト的にはそうでないとダメなんですけど流石です。Sonnetもかなり好感触だった。Composer2.5を普段使いしつつ場面によって切り替えるのが良さそうね。

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