作詞 行き詰った時の処方箋<並び替え>

新年あけましておめでとうございますm(__)m

2018年最初の記事は、久しぶりの作詞ネタ。作詞についてはあまりに自由度が高く、体系化するのが難しいので中々パパッと書けない。

ですので、いつもの記事のように長ったるくせず、シンプルにピンポイントに思いついた事をサクッと短く書いていくことに、今決めました(笑)。

今回のテーマは言葉の「並び替え」。単調になりがちな文章に少し変化を持たせることが出来ます。簡単ですが意外と気付きにくいテクニックかも知れませんよ。

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並び替え

文章は基本的に、順番に言葉が流れていき構成されます。皆さん、覚えていますか?国語の授業で習った主語やら述語やら。作詞するにあたり、非常に大切な内容だったと今は思いますね~。ただそのような勉強チックな書き方はつまんないし、私もよくわからんので、簡単な例を挙げて見ていきたいと思います。

「何を」「どのように」「する」

今回は例として、この3つに分けてみます。こういう風に分割したのは思い付きなんですが、メロディに歌詞を乗せる時には割と乗せやすい形ではないでしょうか。当然「誰が」とかもありますが、私はあまり多用しないかも。

●例文

長い道のりを、二人手を取り、歩いてきた

イメージ的にはAメロど頭の歌詞。よくあるパターン、言葉の並びですね。ただ言葉選びさえしっかりすれば、全然使えます。日記みたくなる人は覚えておいて損はないかと。

「並び替え」とはまんま「何を」「どのように」「する」というこの順番を自由に組み替えればいいだけのことです。言いたい事は決まってるのにメロディにハマらない、何て時にも有効ですね。

実際にやってみる

上の例文を書いた時点で、私の頭の中では簡単な進行とメロディが勝手に鳴ってます。そのイメージを持ちながら「並べ替え」を行なってみますので、意味は同じく、微妙に言葉も変えて行きます。

[例文] 長い道のりを、二人手を取り、歩いてきた

① 長い道のりを、歩いてきた、二人手を取って
② 二人手を取って、長い道のり、歩いてきた
③ 二人手を取って、歩いてきた、この道のりを
④ 二人歩いてきた、長いこの道、手を繋ぎ合い
⑤ 手を取り歩む道は、辛い場面も、どこか優しくて

まぁ、こんな感じで勘弁して下さい(笑)。
①②③は少し言葉を変えてますが、単純な並び替えです。この辺はメロディや言葉の響きに合わせて。これだけでも随分変化が感じられると思います。

④は意味はそのままに、まとめたり表現を変化させたりしてます。より細かく並べ替えすることにより、言葉に縛られる必要などなくかなり自由に書けるんだ、というのが分かるのではないでしょうか?

⑤は例文の全部を最初の一文に凝縮して、そのバックボーンにある”想い”を追加してます。例文だと次に続く歌詞に様々乗せていかないとダメですが、このようにすると単純に言いたいことが増えるだけでなく、受けとめ方に自由度を与えることが出来ます。「二人」を除くだけで、恋人でも家族でも仲間でもOKになります。続く詞にも依りますが。

①~④くらいは簡単にできそうじゃないですか?ただ並び替えるだけで、表現方法の幅がかなり広がると思います。そこから違う言葉に「置き換え」たりしていくだけで徐々に洗練されていきます。
⑤に関しては今回のテーマから外れてますので、あくまで参考ということで^^

終わりに

2018年、正月ボケで何を書けばいいのか、正直私が行き詰っておりました(-_-;)

作詞の中でも簡単なものを、ということを考えながら勢いで書き始めてみたのですが、ちゃんと出てきてくれました。あくまでもプロフェッショナルな手法ではなく、私的経験に基づくものです。

「並び替え」なんて考えたことも無く、自然に出来るようになっていたことなのですが、実際自分のやり方を見つめ直してみると意外と様々工夫していた事に気付けました。

作詞は自由度が高く、正解はありませんが、悩んでいる方のヒントになれることを少しづつ書いていければと思っております。

「置き換え」や「まとめ」等、思い出したテクから順次掲載予定です!