【宅録】そこそこの機材で歌入れしたらこんな感じになります。

最近の私の趣味は、カバー歌録inおうち。

ご近所様に迷惑掛けてしまうので、流石に全力で歌う事は出来ませんが、声を張らないでイケるキーの楽曲を選んで週末遊んでます。

今回は家で歌を録音する時のポイントや、今自分が持っているそこそこの機材たちで録ったらこんな音になりますよ、っていうのをシェアしたいと思います。

なんて偉そうに言ってますが、大した話にはならんで(笑)。

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マイ“そこそこの機材”

安くもないけどプロががっつり使うような感じでもない立ち位置の製品(怒られる?)。自分の出せる価格と性能のバランスで選りすぐった精鋭をまずはご紹介!

マイク

sE Electronics / sE2200aⅡC

ボーカル録音に最適だとされるコンデンサーマイクですが、宅録の場合、周囲の環境ノイズもばっちり収音しちゃいます。一般的なおうちだと完全デッドな空間を作るのは難しいです。

マイクプリ+α

私の実機エフェクト群。

  1. Rupert Neve Designs Portico 511
  2. maag EQ2
  3. dbx 560A

現在は円安で価格が結構上がってますけど、そこそこのマイクプリとお安いコンプです。maagは昔も今もちょいとお高いですけどね(-_-;)。

今回は画像のセッティングで“掛け録り”をしています。RND511の特徴でもあるSilkをがっつり使ってみましたが中々に良い感触。コンプは軽く掛かる程度に設定。

オーディオインターフェイス

MOTU M2

低価格ながら上位機種と同等のDACチップを搭載している人気の製品。ではありますが、私の使い方なら別にコレじゃなくてもイイ感があります(笑)。

Workhorse CUBEからTRSケーブルにて接続しています。

ソフトウェア

ちょっと見にくいかと思いますが、使用プラグインはこんな感じ。色々試した結果、バランスが良かったプラグインを厳選しました。

コンプは2つ。音を少し前に出しつつリミッター替わりとしてVintage Warmer2を使用。ノイズ除去用にWavesのClarity Vxをかましてます。リバーブもお気に入り2つに絞り、最終段には秘密兵器のTrue IronとISL2を入れてます。

サウンド

まず、音量注意
でお願いしますm(__)m

音源は全てWAVファイル(44.1KHz/16bit)となります。適当ラフに録ったもので短いです。使用プラグインも“そこそこ”なのだ。

素の音

音源1
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pause_circle_filled
素の音1
volume_down
volume_up
volume_off

最終段にクリップ防止のリミッター(ISL2)だけを使用。マイクやプリアンプなど、使用機材の実力がそのまま表れている音源です。

実際ここが一番大事。この部分のクオリティを上げるために高品質な機材が必用になる訳です。そして残念ながら、それは価格に比例して上がるという…。

音源2
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pause_circle_filled
True Iron
volume_down
volume_up
volume_off

最終段リミッターの前にKazrogのTrue Ironをかました音源。このプラグイン、めっちゃ好きなんですよ。挿しただけで良くなる的な魔法系プラグインです。

ただ違い、分かんないですよねぇ?(笑)。歌だけだと分かり辛いと思いますが、アンサンブルがあるとかなり明確に“良い感じ”になるのが分かります。

+エフェクト

音源3
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pause_circle_filled
FAST Comp etc
volume_down
volume_up
volume_off
使用プラグイン
  1. FAST Compressor
  2. Vintage Warmer2
  3. Clarity Vx

FocusriteのFAST Compは操作が簡単で超お気に入り。SonibleのAI技術が採用されている所謂自動コンプ。面倒くさがりにとってはマジ最高。

WavesのClarity Vxはボーカル用ノイズ除去プラグイン。コレまぁまぁ優秀。実は今回の音源を録っている時に外でカラスが鳴きわめいていてしっかりそれも収音されているのですが、かなり抑え込んでくれています。

音源4
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pause_circle_filled
VC2A etc
volume_down
volume_up
volume_off
使用プラグイン
  1. VC2A
  2. Vintage Warmer2
  3. Clarity Vx

お次はNative InstrumentsのVC2Aの出番。これは購入以来ずっとお気に入りの滑らかナチュラルなコンプ。LA-2A系のプラグインは様々あるので、色々試してみたいです。

Vintage Warmer2との相性も良く、個人的には一番のお気に入りセッティング。

+リバーブ

音源3+RE matrix
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pause_circle_filled
RE matrix
volume_down
volume_up
volume_off

OverloudのREmatrixをセンドリターン挿入。Modern Feelというプリセットを使用しています。これがあれば他は要らないでしょ、と素直に思います。

手持ちのリバーブを色々比較しましたが、もっとも違和感を感じない自然な響きを得られたのがコレですね。ただ設定を詰めれば、どのプラグインもいくらでも良く出来るので、使い易さや好き嫌いの問題と言えるかも。

音源4+Abbey Road Reverb Plates
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pause_circle_filled
Abbey Road
volume_down
volume_up
volume_off

ボーカルリバーブはやはりコレが一推し。音出しした瞬間「あ、コレだ」っていつもなるリバーブプラグインです。Vocal Plateというプリセットを使ってます。

個人的にリバーブを深めに掛けると加工感が出てきて好きじゃないんですが、コイツに限っては多少深く掛けてもなんら問題なく感じてしまう不思議。

感想

音楽やってると、お金が無くなります(笑)。

音楽系機材はピンキリ。基本的には価格が高いモノほど高品質で高性能。現実的に入手できるものの中から必要なものを選択していく事になるのが普通です。

買い物センスが問われる訳ですが、的を外し続けると中々の散財となっちゃいます。実際私もギター機材で経験済みで、100を超える膨大な数のエフェクターを買いましたが結局手元に残っているのはブースターが3つだけ。

笑えない(笑)。まぁそういう試行錯誤も楽しい訳なんですが。

個人的には今あるボーカル機材には特段不満はありません。本域のプロじゃないんだから充分じゃね?というのが本音です。

ただ宅録用のマイクはあといくつか欲しいところではあります。ノイズ面から考えて、SM7Bなんかはより宅録向きなんじゃないかなぁと唾つけてます。

また暇があれば今度はフルアンサンブルで色々試してシェアしたいと思います。それでは今回は以上です。どうも有難うございました。